櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

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大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

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「うわぁーーーーん、ママーーーっ!!」

翔ちゃんがお風呂に入っている間に、久しぶりに空くんの夜泣き!!
行かなくっちゃ!!
と思ったが、ここで一旦躊躇してしまった俺…。

それもそのはず…
だって、今日は潤さんが泊まりに来ているから、安易に翔ちゃん達の寝室に入って良いものか…そこが俺の中で引っかかってしまい、躊躇していると隣の寝室の扉の開く音がして、潤さんが入っていったのが分かった。

翔ちゃんはまだお風呂に入ったばかりで、空くんの夜泣きの声はシャワーの水音で聞こえてないであろう…。

本来なら、俺の役割となっていた空くんの夜泣き対応…それをまさか潤さんに奪われることになろうとは…。

俺は先程躊躇した自分にとても腹が立ったが、後の祭り…
ここは静かに見守るしか、手立てはなかった…。

モヤモヤしながらも、泣き止まないでいてくれる事を、心のどこかで願ってしまう、心の狭い俺…。
そんな自分のことが嫌になりながらも、願わずにはいられなかった…。

「ママーーー、ママーーーー、ママがいいのぉーーー」

「空、そんなに暴れるなっ!!危ないからっ!!」

「ママがいいのぉーーー!!ママーーー!!」

「空、大丈夫だよっ!!ここにいるから!!」

「うぅー、ママァ…。」

「そうだ、大丈夫…ずっとここにいてやるから…」

「ぐすっ…ひっく……」

空くん…泣き止んだみたいだな…
俺、最低だ…
空くん、こんなにまだママのことで苦しんでるのに、潤さんの抱っこで泣き止まないで欲しいなんて願ったりして…
空くんを泣き止ませるのは、俺だけだなんて、どこかで自惚れておごれていたんだ…
空くん…ごめんね…

俺は布団の中で、涙を流しながら空くんに心の中で謝り続けた。

そして、あんなにニノや智先生たちからもらったはずの前を向く力は、小さく小さく萎んでいってしまったのだった。



ガチャッ

「うわっ!!」

「翔くん、しーっ!!」

寝室の扉を開けると、空を抱っこした潤がいて、驚いた俺は思わず声を上げてしまった!!

「あ、わりぃ…ってか、なんで潤がいるんだよっ!!」

「空が夜泣きしたから、寝かしつけに来たんだよ!」

「そういうことか…ってか、雅紀は??」

「あの人は自分の部屋で寝てんだろっ!!」

「自分の部屋??…あ、あーー、そうか…うん、そうだよなっ!!」

「何?何かあるの…?」

「いやいや、な、なんもねぇーよ///ってか、ありがとうなっ!!もう、俺も戻ってきたから、空そこに寝かせて、戻っていいぞっ!!」

「いや、まだ熟睡してないんだよ!!俺の服掴んでて、離さねーの。可愛いよなぁ〜!翔くんは気にせず、寝てていいよ、俺も空寝たらリビング戻るから…」

「でも、それだと潤が寝れねーだろ…」

「俺、明日昼からだから、仕事!」

「そうなのか…なら、お言葉に甘えて…わりぃなっ!!」

「ううん、翔くん明日も朝早いし、残業なんだから、早く寝て!!」

「ありがとう…じゃあ、おやすみ…」

「うん、おやすみなさい…♡」

疲れていたことで、この潤の言葉に甘えた俺は後から、とても後悔をするのだった…。


つづく


昨日はUP出来ず、すみません泣
翔ちゃん…潤くんに、雅紀くんとの事、言わないのかしら…キョロキョロ??