櫻葉・相櫻小説です
苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします
大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです
よろしくお願いします
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ペンギンのお散歩を見に、移動した俺たち。
空くんと同じぐらいの年齢の子や、もう少し大きな子や小さな子…みんな目をキラキラさせながら、今か今かと待ち侘びている。
すると、ペンギンのトレーナーのお姉さんが出てきて元気に挨拶！
「こんにちは！！わぁ、たくさんのお友だちが集まってくれてますねぇ〜！！今日はお天気も良いので、お散歩日和！！みなさんも一緒にぺンギン達とお散歩しましょう！！では、ペンギン達の登場です！！」
すると、お姉さんの後ろの扉が開き、5羽のペンギンがヨチヨチ歩きながら出てきた。
5羽のペンギンはそれぞれ青、赤、緑、黄色、紫の蝶ネクタイをつけていた。
みんなからたくさんの拍手で迎えられ、あちらこちらから「可愛い〜♡♡」の歓声が上がっている。
5羽のペンギン達は、始めは自由にあちこち動き回っていたが、お姉さんが餌の魚を見せると、直ぐにお姉さんの所に集まっていった。
「では、お名前の紹介をしていきますねぇ！まずはこの青い蝶ネクタイ「しゃとぴー」そして赤い蝶ネクタイは「ショーン」続いて緑の蝶ネクタイは「マーシャ」その次黄色の蝶ネクタイは「かずりん」最後紫の蝶ネクタイは「J」です！よろしくお願いします！！」
すると、ペンギン達はまた自由に動き回り頭を上下にペコペコしている姿が、まるで頭を下げているようで、これまた可愛い！！
すると、俺たちの前に紫のペンギン「J」がやってきた。
Jは何故か、俺の事をじっと見ると、くちばしで俺の膝をツンっとつついたかと思うと、顔をフンっと背けてお姉さんのほうに戻っていった。
つつかれた瞬間
「いてっ！！」
と思わず叫んでしまった俺。
なんか、あの紫のペンギン…俺に挑発的だったなぁ…。
飼育員さんが慌ててやって来て、大丈夫か聞いてきたので、大丈夫な事を伝えた。
「雅紀、大丈夫か？？」
「うん、大丈夫！！急にだったから、ちょっとびっくりしただけwww」
「なら、良いけど…」
「まさきせんせい、いちゃい？？」
「ううん、平気だよ！お弁当食べたばっかりだから、美味しい匂いでも残ってたのかもね！！」
「いちゃいの、いちゃいの、ちょんでけーー！！もうこりぇで、だいじょうぶっ！！」
「空くん、ありがとう♡♡」
「さぁ、それではみなさんも一緒にペンギン達とお散歩しましょう！！」
お姉さんの掛け声に合わせて、みんなが立ち上がり、ペンギンの後をゾロゾロとついていく。
空くんも緑の蝶ネクタイのペンギン「マーシャ」の後をペンギン歩きでついて行く。
その姿が超絶可愛くて、翔ちゃんは動画、俺は写真を撮りまくった！！
みんな可愛いけど、うちの空くんがNo.1♡♡
「翔ちゃん、空くんめっちゃ可愛いねっ！」
「ああ、親バカかもしれねーけど、No.1だな！！」
「だよね？俺も思った！！」
「雅紀も相当な親バカレベルだな、ハハ！！」
楽しい時間はあっという間に終わり、ペンギン達とお別れ！
続いては、触れ合いラグーン！
イルカやネコザメ、ヒトデにナマコも触ることが出来る！
さぁ、空くん触れるかな〜！！
まずはシロイルカに触れる体験！
もちろん手を挙げて、体験希望！！
翔ちゃんは何故か頑なに「俺はいいからっ！！」を繰り返し、俺と空くんで体験の列に並んだ。
俺たちの番になり、頭の部分に触れてみると、柔らかい！！
もっと硬いのかと思っていたので、びっくり！！
「空くん、触ってみて？柔らかくて気持ちいいよ！」
空くんはドキドキしながら手を伸ばし、頭をいい子いい子すると、パァっと表情が明るくなり
「やらかい！！きもちいい！！」
と、嬉しそう！！
その時、シロイルカがプシューと呼吸をし、頭の呼吸する穴から霧状の水を吐き出した！
「ひゃっ！！」
驚いた空くんが、俺に抱きついた！
「驚かせちゃいましたね〜！大丈夫かな？イルカさん、ちょっと空気吸いたくなっちゃったみたい！！」
「くうき、ちゅったの？？」
「うん、そうなんだよ！」
「しゃっき、イリュカチョーでもみちゃ！！」
「そっか、イルカショーも見てくれたんだ！！」
「うん、空、イリュカチョーのおにいしゃんになりゅのーー！！」
「お！！それは嬉しい！！大きくなったら、じゃあ一緒にお仕事出来るね！！」
「うん！いっちょにおちごとちゅるーー！！」
「大きくなるの、待ってるね！！バイバーイ！！」
空くんはお兄さんに手を振ると、満面の笑みで
「いっちょにおちごと、ちていいって！！」
「うん、良かったね！！」
とにかく嬉しそうな空くんの表情が見れて、俺も嬉しい気持ちになった！！
空くん、夢に1歩近付けて良かったね♡♡
つづく
ペンギン達、嵐カラーの蝶ネクタイ💙❤️💚💛💜
「J」は何故だか雅紀くんに挑発的でしたね
イルカにも触れて、また夢の広がる空くんなのでした
