櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いしますお願い

大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

よろしくお願いします飛び出すハート




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チケットを入り口で見せ、中に入ると少し薄暗い雰囲気に緊張しているのか、空くんの掴む手に力が入る!

「翔ちゃん、空くん水族館は初めて??」

「赤ん坊の時に1度来たけど、それっきりかもな…」

「じゃあ、記憶に残っている水族館は今日が初めてだね!!」

「ああ、そうなるなぁ〜」

「じゃあ、思いっきり楽しまなきゃね〜!!」

「そうだな!!」

館内を進んでいくと、最初に出てきたのはアザラシにペンギン!!
大きな水槽の中をスイスイと泳いでいる。

水槽の前には上から見れるスペースと下から見れるスペースがあり、俺たちは空くんが見やすいように下のスペースに移動した。

下のスペースでは、水の中での生き物たちの様子が見れる状態で、目の前を大きなアザラシが気持ちよさそうに右に左にと行ったり来たりしながら泳いでいる。

始めはアザラシの大きさに驚いてか、水槽から離れて見ていた空くんだったが、アザラシの動きがよっぽど気になったのだろうか、突然俺たちの手を離し水槽にペタっと貼り付きアザラシに釘付けになった。

「パパー、なんでじゅっと、あっちこっちいっちぇるの??」

「水の中が気持ち良いから、泳いでいたいんじゃないのか??」

「ふーーん!!ちゅぎ、いくーー!!」

隣の水槽にいくと、ペンギン達がこれまた凄いスピードで右に左に泳いでいる。

「ちゅごーーーい!!いっぱい、およいでりゅーー!!」

「空くん、たくさんいるのにぶつからなくて凄いね!!」

「うん!!」

すると、人口の岩の上にいたペンギンが水の中にボチャンと飛び込んだ。
それにびっくりした空くんが、俺の太ももにギュッと抱きついてきた。

「ふふ、空くん大丈夫だよ!!」

「びっくりちたーーー!!」

また前に行き、ペンギンの動きをみる空くん!
ペンギンの動きに合わせて、空くんの首も右に左に動いていて、それがなんとも可愛い♡♡

「翔ちゃん、空くんのお首!ふふ♡可愛いねっ!!」

「ほんとだなっ!首痛くなりそうだな‪‪‪w‪w‪w」

「まさきせんせい、ちゅぎーー!!」

「はい、はーい!!」

次はシロクマ…岩の上でじっとしている!
今度は上のスペースから見る。

「チロクマしゃん、ねてりゅ??」

「うーん、寝てるのかもな…」

「おちないかなぁ…チロクマしゃーーん、おちてーーー!!」

空くんが突然大きな声で叫び出す。
すると、シロクマがピクっと顔を上げたかと思うと、体を起こしゆっくり伸びをした。
そして、ゆっくりと水辺近くに歩いてくる。

「すごーい!!空くんのお声で、シロクマさん起きたね!!」

なんて喜んでいると、そのまま勢いよく水の中にダイブ!!!
水槽の水が大きく揺れ、水飛沫が水槽の窓ガラスに飛び散った!
またまた、それに驚いた空くん!!

「うわん、こわいっ!!」

俺と翔ちゃんの足にガシッと捕まった。

「ははっ」

「ふふっ」

「空ーー、お水に飛び込んだだけだから、大丈夫だよっ!!」

と翔ちゃんは、空くんの頭をくりくりと撫でた。

「いっぱいお水が飛んできたもんね、びっくりしたよね?でも、すごいね!!空くんのお声、シロクマさん聞こえたのかな〜!空くんが呼んだら、起きたもんね!!」

俺は空くんの目線まで下がり、空くんの頭を優しく撫でた。
すると、空くんが俺の首にギュッと抱きついてきたから、そのまま抱っこしてそっと抱きしめてあげた。

暫くそのままでいると、やっぱり子ども!!
水槽の中が気になるのか、またまた恐る恐るそーーっと顔を上げてそちらに目をやる。

するとシロクマさんが犬かきしながら泳いでいるのを見て、空くんの表情がパーーっと明るくなった。

「チロクマしゃん、およいでりゅーー!!ちゅごーーい!!」

「空くん、近くに行って見てみる??」

「うん!!」

俺はそのまま下のスペースに、空くんを抱っこしたまま、下りていった。
目の前を通過する時に、俺がそっと水槽に触れると、空くんも真似をした!

すると空くんの手に反応したシロクマが、ガラスに鼻先をくっ付けてきた。

「ひゃあっ!!」

ビックリして、慌てて手を引っこめる空くん!

「空くん、ガラスがあるから大丈夫だよ、絶対にこっちには出てこれないからね!!」

その言葉に安心したのか、またそっとガラスに手をくっつける空くん♡♡

するとまたまた、シロクマが空くんの手に反応!!
鼻先をくっ付けてきた。

「空くん、すごいねっ!!シロクマさん、空くんの事大好きみたいだよ!!」

「空も、チロクマしゃん、だいちゅきーー!!」

そう言うと、空くんも自分の鼻先を水槽にくっつけた。

それを見ていた、近くの若いお姉さんたちのグループが

「やだっ、あの子可愛いーーー♡♡見てーー!!シロクマとガラス越しに鼻チューしてるぅー」

こういうの、鼻チューって言うのか…なんて思いながら、空くんの可愛さを近くで堪能しながらも、そんな空くんの隣にいれることを自慢したくなるほど誇らしげな気持ちになっていた!!



つづく


せっかくの水族館なので、ちょっと櫻葉をイチャつかせたいのですが、なかなか進まない…チューラブラブ
もう暫し、お待ちをキラキラ
空くんはすっかり、シロクマさんの虜になってしまいました🐻‍❄️ハートハートハート照れ