星さんには、ストロベリーパークで売っていたチーズケーキのお土産を買った。
「ママ、よりょこぶかなー??」
「空くんが選んだんだもん、喜ぶよ!!」
「うん!!」
「よっし!じゃあ、車に乗るぞ!!」
車に乗り、次なる水族館へ出発!!
でも空くんには、内緒だからね、くふふ♡
着いたら、どんな顔するかな〜!
「では、しゅっぱーーつ!!」
「いちごしゃん、バイバーイ!!また、くりゅねぇー!!」
こうして車は出発!
俺の作ったお弁当の日も喜んでくれるといいなぁ〜!!
そして車内はまたまた、カラオケ大会!!
みんなでたくさんの童謡をうたった!
「ってか、空!お歌、たくさん知ってるな!!」
「うん!ほいくえんでまいにち、うちゃってるもん!!」
「そっか!!お歌好きか?」
「うん、だいちゅき!!」
そんな話もしながら、車は進み、目的地近くになると…
「うわぁー、なんかゆうえんちがありゅー!」
「よっし、じゃあここでネタバラシ!!空、今から水族館にいきまーす!!時間があったら、何か遊園地の乗り物にも乗れるかもな!!」
「しゅいじょくかん??おちゃかなしゃん、たくしゃんみれりゅ??」
「ああ、たっくさん見れるぞ!!」
「空くん、イルカのショーもあるよ!!」
「わぁーー、イルカしゃん、ジャーンプしゅりゅのみちゃい!!」
「ああ!!見ような!!」
空くんの表情が、パァーーーと明るくなり目をキラキラさせて喜んでいる!!
サプライズ第1弾は成功だねっ!!
こうして、水族館のある場所…八景島に到着した!!
車から降りると、空くんはまたもや翔ちゃんと俺の手をグイグイ引っ張る!!
「空、魚は逃げないから大丈夫だよっ!!」
「くふふ、ほんとに楽しみなんだね!!」
「はやく、みちゃーーい!!」
「よっし、じゃあいくぞっ!!」
3人で手を繋ぎ、水族館の入口まで走った。
「チケット買ってくるから、空と待ってて!!」
「うん、分かった!!」
翔ちゃんが、チケットを買っている間、チケット売り場の横にあるイルカのプールが覗ける丸い窓部分を指差し、空くんに聞いた。
「空くん、ここからきっとイルカさん見れると思うけど、見てみる??」
「うんっ!!みちゃーい!!」
「くふふ、じゃぁおいで!!」
手を伸ばすと、空くんも俺に向かって手を伸ばす。
そのまま抱っこして、丸い窓に2人頬寄せて覗いて見た。
すると、目の前を大きなイルカがスーーっと横切った。
びくんっ
急に目の前を大きなイルカが横切ったので、空くんはびっくりし、体をびくんっと跳ねさせ、俺の首にギュッと捕まった。
「空くん、びっくりした??」
「うん…」
「イルカさんは、向こうのプールの中だから、大丈夫だよ!ほら、見ててごらん!次は白いイルカさんがこっちに来そうだよ!!」
俺の首にしがみついていた空くん…恐る恐る丸い窓に目をやり暫くすると、白いイルカがスーッと横切った。
今度は突然じゃなかったから、大丈夫だったみたい!
イルカさんを目で追うと
「わっ!!イリュカしゃん、おっきいねぇーー!!」
と目をキラキラさせる空くん!!
「ねっ!早く見たい??」
「うんっ♡♡」
そんな会話をしながら、翔ちゃんのチケットを待つ俺たち。
そんな俺たちの後ろ姿を、まさか翔ちゃんが写真を撮っていたなんて…
それは後から、LINEのアルバムを見てから知ることになるのだった!!
つづく
さぁ水族館に到着
サプライズも成功
空くん、喜んでくれました
さぁ、いよいよ中に入っていきますよーー