「潤と俺は、大学生の時に出会ったんだ…。俺が受講していたゼミの教授のところに、当時1年生だった潤が足繁く通っていたのが出会いで、そこでよく教授も交えて天体について語っていたんだ。意気投合した俺と潤は、互いの家を行き来するようになり、お互いが持っている本や写真などを見せ合い、天体について熱く語っていたんだ。
潤の家にお邪魔した時に、いつもお茶とお菓子を部屋に運んできてくれていたのが星で、星も名前の通り星が大好きだったこともあり、そのうち3人で星について語るようになったんだ。星はとても可愛らしい人で、俺はすぐに恋に落ちた。星も、俺に好意を抱いてくれていたようで、俺たちは付き合うようになったんだ。その頃から、潤は俺たちと行動を共にすることがなくなったんだ。俺たちの関係を知って、遠慮したのかな…。
そして俺たちは結婚した。その直後に潤は海外への出向が決まって、ずっと離れ離れだったんだ。星が亡くなって、両親を心配した潤は海外での仕事から日本への仕事に切り替えてもらって、こっちに帰ってきたって訳…。
結婚してから、ほんと数年ぶりに今日会ったんだ。久しぶりに話しをして、家事のできない俺を心配して、訪ねてきてくれたんだと思う。だから、雅紀が心配するような事は、何もないんだよ?潤は義弟として、俺と空の心配をしてくれていただけ!俺と潤の関係、分かってくれた?」
「うん…分かった。」
「良かったぁー!だから、雅紀がヤキモチ妬く事もねぇーんだよ!!まぁ、それはそれで嬉しかったりするんだけど…///」
「でも…」
「ん?まだ何か心配??」
「潤さん…翔ちゃんと空くんのお世話は自分がやるって…それに、俺はアパートの修繕が終わったら、ここは出ていく訳だし…そうなると、やっぱり俺の出る幕じゃなくなるよね…」
「…その事なんだけど…///」
「ん?」
「雅紀が嫌じゃなかったらなんだけど…///ここで一緒に暮らすのはダメかな?」
「え?///」
「いや、あの、なんて言うか…///空もさ、雅紀に心許してるし、雅紀が居てくれる事で、気持ちもすげー安定してると思うんだよね!それに…俺も雅紀が居てくれると、安心するんだよね…///い、今すぐ返事くれなくてもいいんだっ///ちょっと考えてみてくれないかな…?」
「う、うん///分かった///」
「良かったっ!!」
そういうと、翔ちゃんは後ろから思いっきりハグしてきた。
そして耳元でこう囁いた。
「雅紀、今日はこのまま寝てもいい?」
「へ?///」
「今日は雅紀の隣で寝たい…///」
「で、でも空くんが、また朝になったら怒っちゃうよ?」
「その時はその時!!雅紀は…嫌?」
「い、嫌なわけないよっ///ちょっと恥ずかしいけど///」
「じゃあ、決定!!歯、磨きにいこうぜっ!!」
こうして2人で、歯を磨き寝室に戻ると
「雅紀…おいで!」
俺は翔ちゃんの胸にすっぽりと包まれて、眠りについた。
翌朝、空くんが2人の間にダイブしてきたのは言うまでもない。
つづく
翔ちゃんから、一緒に暮らさないかとの話が
雅紀くん、とりあえず考えるようですが、答えはもう出てますよね
でも、この甘いままで終わったらつまらないよねぇーー(。-∀-)にや♡
スイーツだけじゃ、胸焼けしちゃうもんね(◍¯∀¯◍)ꉂꉂƱʊʊʊ