櫻葉・相櫻小説です
えっと…どうしよう///
離れたら、また泣いちゃうよね…
その時、ベッドの背後がギシッと軋んで
「雅紀??」
と翔ちゃんの声がした。
「しょ、翔ちゃん///あの、ごめん!!もうちょっとだけ、空くんがぐっすりと眠るまでの間、もう少しだけ、このままでいさせて!!」
「いや、俺は全然構わないけど!ってか、ここでそのまま寝てもいいけど…」
「こ、こ、ここでーー???い、いや、それは申し訳ないって言うか、翔ちゃん狭くて寝れないしっ///」
「じゃあ、俺が雅紀の布団で寝ようか?」
「ダ、ダメ!!!それは、ダメ!!」
「でも、空…手離してくれないと思うけど…」
「えっと、空くんが離れたら、部屋戻るから!それまでの間だけ、ここにいさせて??」
「分かった!俺もこっち半分に座らせてもらっててもいいか??」
「うん、どうぞ、どうぞ!!翔ちゃんのベッドなんだから、もちろんだよっ!!」
「サンキュー!!」
ベッドがまたギシッと軋み、俺の背後に翔ちゃんが来たのが分かった。
ドキドキ……♡♡
空くんには申し訳ないけど、背後が気になって仕方ない!!
くっついている訳ではないのに、何となく翔ちゃんの体温を感じる///
寝かしつけに集中できず、そしてそんな俺の邪念を察しているのか、空くんも手が離れそうになると慌てて俺の服を掴んで離れてくれない…。
参ったなぁー!!
ってか、空くん抱いてると温かくって気持ちいい〜!!
俺もなんだか、眠くなってきちゃったよ…。
いや、ダメダメ!!
寝るな、俺!!
寝ちゃダメだぞっ!!
絶対に…寝ちゃ…ダ…メ……
Zzzzz…
仕事の疲れもあって、いつの間にか眠ってしまっていた…。
はっ!!!ってか、空くん!!
ふふ、大の字になって寝てる!!
可愛いっ♡♡
良かった…!
ってか、ちょっと待って…///
俺、動けないんだけど??
首をゆっくりと後ろに回すと、翔ちゃんのどアップが!!
俺は慌てて、前を向きなおしドキドキする胸を自分の腕で抑えた。
な、何??
何が起きてる??
気がつけば、俺のお腹に翔ちゃんの腕が乗っかってるし!!
な、なんでーー!!!
俺、いつになったら自分の部屋戻れるのぉーーー///
つづく
空くんと共に寝落ちしてしまった雅紀先生
と思ったら、後ろから翔ちゃんが密着
いやーん、羨ましい