櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いしますお願い

大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

よろしくお願いします飛び出すハート




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「空?保育園楽しかったか?」

「うん!たのちかった!!」

「そっか、良かったなぁ!!お友だちも出来そうか??」

「うん!たいようくんとおともだちになったよ!!」

「太陽くん?もうお友だち出来たのか?」

「うん、いっちょにおててつないでおうたうたったよ!!」

「空の大好きなお歌歌ってた時に、手繋いでた子か?」

「うん!そうだよ!!あちたもいっちょにあそぼうね〜だって!!」

「ハハ、良かったなぁ!」

「まさきせんせいとともこせんせいとも、なかよちになったよ!まさきせんせいが、『空くんのパパ、かっこいいね』っていってたよ」

「えっ///」

「パパ!おなかすいた!!」

「そ、そうだな、お昼何食べたい?」

「うーん…ハピネスセットのパンケーキ!!」

「今日は空頑張ったから、特別にワックのハピネスセット、買って帰るか!!」

「わぁーい、やったーー!!」



そして夜…空を寝かしつけ、ベランダに出て缶ビールを1本開けた。

都会の空は街の灯りが明るすぎて、あまり星が見えない…。
でも、目を凝らしてみると、シリウスはキラキラと光放っているのが見える。
俺はグイッとビールを喉に流し込むと、空に向かって心の中で話しかけた。

( 星、何とか空も無事、保育園一日目を終えたよ…。友だちも出来たみたいだし、先生たちもすごく優しそうな方たちばかりだ…。明日からは慣らし保育で、少しづつ時間を延ばして行くんだって!
俺と空の生活も、ゆっくり進めていけばいいよな…? )

( 翔…お疲れ様…ゆっくりで大丈夫よ…無理しないでね… )

( 俺…ほんとに1人で大丈夫かな…星が居ないと何にも出来ない俺が、1人で空のこと育てられるのか…時々すごく不安になる時があるんだ…。星…逢いたいよ… )

( …翔…ごめんね…。私もまだ翔や空と一緒に居たかった…でも、近くでずっと見守ってるから…翔と空の隣にいつもいるから… )

星の声がそう聞こえた後、俺の背中をフワッと温かい空気が包み込んだ。

今日まで星の葬儀やら引っ越しやら、空の保育園やらでバタバタしていて、自分の時間をゆっくり持てなかった…。
久しぶりに1人ゆっくり過ごす時間が出来た今、俺はこの先の生活に不安を感じて、弱音を吐き出したくなってしまった。

俺はベランダで、ビールを片手に涙を流した。
星が亡くなった後、涙を流したのは初めてだった。
気が張っていたのだろう…。
1度流れ始めた涙は止まることを知らず、俺の頬を濡らし続けた…。

「くっ…うぅっ…星……うっ…」

この晩、俺は泣きたいだけ泣いた。
今まで我慢していた分、全てを出し切るまで、涙を流し続けたんだ…。



つづく



翔ちゃん…やっと涙を流すことが出来ました…泣
我慢は良くないものね…時々、ガス抜きしなくちゃ…泣くうさぎ
そして空くん、サラッと爆弾投下!?
でも、子どもってこっちが気になることから、サラッと話題変えちゃうんですよね〜爆笑
そして、翔ちゃんと雅紀くんの関係…もう少しモヤモヤのままでよろしくお願いします照れ