躁うつ病と戦うレイア姫【スターウォーズ】 | スクラップブック

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上の画像は「スターウォーズ フォースの覚醒」の予告でハン・ソロが「レイア姫」を抱きしめる様子です。

10月21日はスターウォーズの「レイア姫」を演じたキャリーフィッシャーの59歳の誕生日でした。
「ルーク」役のマーク・ハミルは64歳、「ハン・ソロ」役のハリソン・フォードは73歳です。

キャリーがレイア姫を演じたのは19歳。役を勝ち取る為に7kg痩せろとエージェントに言われたそうです。
2015年「スターウォーズ フォースの覚醒」に出演するために、今回キャリーは15kg痩せなければならなかったそうです。(笑)



さて、彼女の59歳の誕生日を祝して、多くの新聞やnewsで彼女の長年のドラッグ中毒・躁と鬱を繰り返す、ひどい双極性障害との戦いを特集していました。

素行に問題があったという噂は知っていたのですがTVで見てビックリしました。

彼女の言葉がかっこいいので紹介します。
私は精神病にかかっています。
だがこれだけは言える。

私は精神病であるということを恥じていない。
私は生き残った。
私はまだ生きている

文句ある?





彼女が始めて躁うつ病を告白したのは10年以上前のことです。

実は「スターウォーズ ジェダイの帰還」の撮影の時には、クスリ無しで眠れなくなっていたそうです。
医者は躁病だと診断しましたが、彼女のドラッグ中毒を隠すための方便だと思っていたそうです。
彼女は自分が双極性障害だということを受け入れるまでに数年かかってしまいました。

躁うつ病はとっぴなことをさせるものらしく、キャシーは髪をむしり取ったり、刺青をいれたり、ユダヤ教に改宗したりしてしまいました。

症状はさらに悪化し、ひどく落ち込む日が続くようになったそうです。
やがて、キャシーは精神安定剤の投与をやめてしまい、代わりにとめどない量のドラッグを常用するようになってしまいました。
28歳、ついにドラッグのやりすぎで倒れてしまいました。
当時は医者から与えられた薬とドラッグの違いもわからなくなってしまっていて
精神破壊していたんです。


精神病の恐ろしいことの一つは、意思を失うこと、普通の人のように生きる力を失うことだそうです。

彼女の言葉です。
恐れなさい。
そしてそれでも やりなさい。
大事なことは行動すること。
自信が持てる日を待たなくていい。
やってしまいなさい。

結局はそれが自信になるのです。


きちんとした解決法のある病気ではない。
完治なんかしないのよ。


私を困らせるのは、精神病というのは、とりわけ私のような双極性障害というのは
症状が続くということです。

双極性障害と共に生き、生活を続けるなら、
全てが挑戦で、膨大なスタミナと勇気が必要よ。

私はそれでも生きている。

これって自慢していいことじゃない。

恥ずかしがることじゃないでしょ。

*参考
レイア姫はメンタルヘルスと戦うヒーロー
スターウォーズの3人の美しい年の取り方
キャリーフィッシャーの精神病患者へのメッセージ



◆感想
レイア姫役の人がずいぶん素行の悪い人だというのは聞いていたのですが、
自分の病気を理解できず、そしておびえて、ドラッグ中毒にもなり、病気も悪化してしまい、
奇行に及んでいたと知って胸が痛みました。
昔のことだから、精神病患者に対する目も厳しかったでしょうし、おびえる気持ちも良くわかります。

働いていると、うつ病になってしまう人を何人か見ることになります。
明日はわが身?と思うこともあります。

彼女は症状が悪化しすぎたせいもあり、完治は難しいそうです。
ただ、今彼女が強く生きていて、尊敬されているということがとても救いです。


ちなみにレイア姫の影響で、日本のアニメの女の子の戦闘服の生地が少ないという文を読んだことがあるのですが、本当でしょうか?



◆今日の面白画像
「痛っ!!」