フルハウス・14の真実\フルハウスの裏側を描くTV映画があまりに不評。 | スクラップブック

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ライフタイムという放送局で”Unauthorized Full House Story”が今週土曜日放送されました。
本当のフルハウスのキャスト達の姿を描くというフルハウス非公認のTV映画です。
しかし、事実と異なる点、あまりに意地悪なキャストの描き方に不評の嵐です。



◆アメリカTVはレトロブーム
2016年にはNetflixで「Full House」の続編「Fuller House」が放送されます。
Huluでも昔のドラマの視聴者数が多いこともありますが、今アメリカのTVは不振で、現在のアメリカの中心であるミレニアル世代にTVを見ていた子供の頃の生活を思い出してもらおうと、80's 90'sのドラマが次から次へと復活しています。

“フルハウス” “Coach,” “トゥイン・ピークス” “パワーパフガール” “Xファイル” “ラッシュアワー(ジャキーの映画のTV版)” “Duck Tales” and “Uncle Buck.” などなど、これは不振のケンタッキーや、マクドナルドが今行っている戦略と同じです。カーネルおじさん・ハンバーグらーが20年ぶりにCMに登場

特にフルハウスは1987-1995に放送されたシットコムで、視聴率top10に2度もランクした数少ない作品で、復活ドラマの中では1番の注目作品でもあり、人気も再燃していました。
(日本では1993-1997, 1997-2001, 2005-2009に放送 自分は最後の再放送を見ていたのかな?)

◆裏側を描くTV映画「Unauthorized Full House Story」
そこでライフタイムは22日「Unauthorized Full House Story」という名で
「非公認フルハウス」を放送したました。フルハウスの裏側を再現映像で送るというものです。

予告にあるように、撮影風景や、辛いこともあったけど、みんな仲良し!ファミリーだ!という映像をみな期待していましたが、各キャラクターの闇を描くゴシップドラマで、多くの人を失望させました。
放送前注目されていたので、放送後はボコボコに叩かれています。
(事実ともかけ離れていたようですね。)

楽しみにしていたフルハウスのキャストもがっかりしたようです。
長女 D.J.(キャンディス・キャメロン・ブレ)「最悪。ただ最悪/ So bad. Just so bad 」:
ジェシーおじさん(ジョン・ステイモス)  「君が僕役を楽しめたことを祈るよ」と皮肉
フルハウス製作総指揮(ジェフ)「あんまり良くなかったね。だいたい僕はボブ・サゲットと喧嘩したことなんかないよ。(間違いだらけだけれど)まぁ、僕等の名前のスペルは間違ってなかったな。」


◆フルハウスの14の真実
VOX.comはそれでもドラマの中に14個の真実があったと記事にしています。Life Timeのフルハウスの映画は最悪だった(vox)

1.フルハウス製作総指揮ジェフ・フランクリンは天才だ
フルハウスの企画をTV局が気に入らなかったが、オルセン姉妹を一目見てミッシェルに採用してこのドラマを実現させた。理由はただ「かわいい」から。(笑)

2. 「ジェシーおじさん」のキャラクターは主演ジョン・ステイモスのアイディア
ステイモスが漠然とエルビスプレスリーの双子みたいなキャラにしたいという構想と、
一度TVでギターを弾きたかったという茶目っ気でジェシーのキャラクターが決定した。チョキ

3.父親役をボブ・サゲットは役を奪った
話を受けたとき、ボブ・サゲットは「俺の役じゃない」と断っていました。
しかし、彼がやっていた朝の番組「The Morning Program」を降板させられ、収入が必要で、既に父親役ジョン・ポッシィで1話目(pilot)の撮影を済ませていたにも関わらず、役を奪いとりました。(放送されなかったパイロット版youtube)

4.ジョーイ役デイブ・クーリエではSNLで成功しかけていた
しかし、首になってフルハウスのジョーイ役を手にします。
ドラマの中では彼と歌手アラニス・モリセットの恋については描かれませんでした。(アラニス・モリセットのヒット曲 You Oughta Knowのひどい男と怒られているのはクーリエの事)

5.ジェシーおじさんとベッキーおばさんはデートしたことがある。
ロリ・ロックリンとステイモスは子供の頃デートしたそうです。
ロリがベッキー役を手にしたときは彼女は既に結婚していて,ステイモスの妻とも面識が既にあったそうです。

6.ステイモスとロックリンは長女DJ役のキャンディスにキスの仕方を教えたことがある。
キャンディスは番組の中でファーストキスをすることになり、彼らにやり方を尋ねた。

7.フルハウスの3人が「俺たちシリーズ」の映画のモデルである。
「俺たちニュースキャスター」などの「俺たちシリーズ」でおバカな
「大人になれない男達」を描く映画ばかり描くJudd Apatow作品のモデルである。

8.父親役サゲットは実は自分と品行方正な「ターナー」のギャップに苦しんでいた。
ボブ・サゲットは本来、卑猥なスタンダップコメディを得意とするコメディアンでそのトークにはプライドを持っていたので、愛される「ターナー」役とコメディスタイルの間で苦しんでいた。

9.ジョン・ステイモスはただ愛されたかった。
ジョン・ステイモスはポーラ・アブドゥル等数々の女生とデートして噂になったが、妻レベッカと出会ってからは、すっかり落ち着いた。
(..ドラマの中ではそこで終わるが、実際は6年後2005年に離婚する)

10.ステファニー役ジョディは病的に内向的でドラマの外では友人がいなかった。
ドラマのみんなといるときが好き。休みは嫌いと何度も言っています。

11.ミッシェル役オルセン姉妹は悪者
エージェントの問題もあったのでしょうが、少しお金に厳しかったようで、7歳にしてミリオネアになりました。
NetflixのFuller Houseにはでません。

12. ボブ・サゲットはフルハウスの父親を長年演じつづけて本当にそういう男になった。
フルハウス終了後、サゲットは離婚し、ドラマ同様シングルになった。
サゲット「長年3人の娘のシングルファザーを演じてきたけど、僕自身もなってしまった」

13 フルハウスはみんな離婚
フルハウスに関わった多くの人が離婚・破局しています。
ジェシーおじさん(ジョン・ステイモス),お父さん(ボブ・サゲット),ジョ-イ(デイブ・クーリエ),ベッキーおばさん(ロリ・ロックリン)オルセン姉妹の両親

14. ジェシーおじさんの初期の後ろ髪は笑える
あの髪型とケミカルジーンズはひどい。


◆感想
急に裕福になり、とりまく環境も変わると離婚とか仕方ないことに思えます。
それに、実際の家族といる時間より、フルハウスの家族といる時間の方が長かったかもしれません。
娘たちはその後苦労したようですけれど大人の男3人とも今も成功しているのは素晴らしいですね。




昨年フルハウスメンバーがナイトショウに出てパロディ


◆今日の面白画像
「あーっ!」