自分で作るレゴ製の手。ハンデが個性になる日が近づく。 | スクラップブック

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子供達が自分で作るレゴの義手(CNet)

今月の初めこの子供のための義手システムは 国際的なデザイン賞「Core77 Design Awards 2015」の学生部門を受賞しました。(Core77 Open Design Award)

義肢は「失くしたパーツの代わり」という概念を越え
「やりたいことをする道具」へと、一歩踏み出したアイディアです。


◆概要
このプロジェクトの目的は「義肢の概念を変えること」です。

手を失くした子供達がいつも手の代わりを求めているわけではありません。
もし、手が水かきだったら早く泳げる?とかゲームのコントローラーだったら?と想像するものです。

彼らがもし必要なものがあったら、「自分で作ればいい」のです。


プロトタイプテスト動画

最新の義手同様、筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって制御されます。
しかし、腕であることが目的である今までの義手と違い、このシステムは柔軟性が高く、
成りたいものに変われます。
普段の指アタッチメントをレゴブロック(教育用レゴ、マインドストーム)アタッチメントと付け替えると、
自由に自分の好きなロボット義手を作成できるのです。

◆感想
義手のゴールは「本物のような腕」だと疑いもしませんでした。
各自が自由にカスタマイズできることで、
初めて「ハンディキャップも個性」と言う言葉が現実になってきたと感じました。
シャベルのような巨大アームであってもいいし、ドリルでもいいのだ。
自分のハンディキャップを楽しむ、自信を持つという新しい道が生まれるかもしれません。


この実験の場になったコロンビアは紛争のため、年5400人が手足を失くしています。
しかし、コロンビアにある義手・義足は、全て大人用で子供用がなく、不自由な生活をしている
そうです。

◆おまけ
春話題になった、ロバートダウにーJrが(アイアンマン)が義手を届ける動画


◆今日の面白画像
「取扱説明書を読みましょう」