8月中旬に次女と二人で、「真田をめぐる旅」に出かけてきました。我が家恒例の、父娘旅です。旅に行きたいところも、長女(沖縄)と次女(歴史をめぐる旅)では個性が出ておもしろいです。

 

沼田をあとにした僕らは、沼田からほど近いところにある名胡桃城へ。

いや、正直いって、NHK大河ドラマの真田丸は全部見たものの、このお城の存在なんて覚えていません。が、これまた歴史では重要な役割を果たしたお城なんですね。

駐車場のすぐそこに、案内所があって

そこで、名胡桃城の案内ビデオが流れていたのですが、むしろ、そこまでの道中で次女が教えてくれた説明のほうがわかりやすかった。名胡桃城と沼田城は、車で15分ほどの距離なのですが、名胡桃は真田。沼田は北条と秀吉が定めたそうです。当時、秀吉は大名間の私闘を禁じていましたが、北条が名胡桃城に攻め入り、怒った豊臣が小田原征伐に乗り出して、結果北条が滅びることになるという。そんな歴史の大きなきっかけになったお城です。

といっても、もう建物は何一つ残っていません。

六文銭の旗がデカデカと掲げられていました。

とりあえず真田は人気なので、名胡桃城が真田の配下にあった時代は決して長くなかったとしても、真田家を前面に押し出しているのでしょう。

奥にずんずん進んでいくと、かつて本丸があった場所に碑が建てられておりました。

ここもまた眼下に街を見下ろすことのできる、山城です。当時はこのあたりに山城がたくさんあったのだそうですが、いや、来るだけでも大変だし、ここに建物作るって、途方もない作業だよな。と思います。

 

その究極が、その後訪れた岩櫃城でした。

さらに車で20分強で到着したのが

岩櫃城です。

ここにも案内所がありましたが、これ、岩櫃城の案内所であると同時に、登山口の案内所なんです。

岩櫃城は、この登山口から15分山道を、えっちらおっち登らないと到着しません。

最初はこんな太い道でしたが

すぐに、木々の間の土のままの道。

しかも、ずっと上りですし、土と木でできた簡易な階段状の小道をのぼるところもあって、僕、もう汗だく。次女は

、気持ちいいといって、どんどん先に行っちゃいます。「くまに注意」って書いてあるものだから、ちょいドキドキしました。

それでも、到着した時の気分は爽快。達成感満載。わずかな時間のハイキングでしたが、

いや、よくもこんなところに城つくったもんだなと思いました。これだと、攻めるのも大変でしょうが、守りをかためるのも大変そう。

次女にはいつのまにか僕の写真も撮られていました。

 

真田にまつわる群馬での見どころ(次女が行きたいと言ったところ)はこれにて終了です。本当は、潜龍院というところにも行こうとしたのですが、車で変なところに迷いこんでしまい、たどり着くことができませんでした...。