6月中旬の札幌出張。

 

仕事の全日程を終了して、残りの時間は親孝行に充てようと目論んでいたのですが、とんでもないことになってしまいました。

 

元々、日曜日の夜に家族で食事をするにあたり、オヤジは、新札幌にあるホテルエミシアの中華

 

 

に行きたいと言っていたのです。ただ、日曜日は予約で満席だったので、それでイタリアンにしたのですが、やっぱりオヤジの願いをかなえてあげたい。そう思い、火曜日のこの日、予約状況を見てみたら、取れそうだったので、僕の仕事帰りに、両親と合流して食事をすることにしました。

 

でも、まさにあんなことになるとは…。

 

やって来たのは、実家から一番近い高級レストランと言っても過言ではない(でもタクシーで10分くらい)仙雲。

会食は楽しくスタートしました。まずはサッポロクラシックで乾杯!

前菜盛り合わせを見て、両親はとても喜んでくれます。一気にこんなにいろいろな食材を食べられるのってなかなかないですもんね。

 

盛り合わせの内容は

タイの中華ソース。

トマトのゼリーよせ

紋甲烏賊。これはちょっと、チューイーでした。

ピータン豆腐。ネギ塩のソースが秀逸。

蒸し鶏は両親もかなりおきにいり。

クラゲとザーサイ。

胡桃の飴

中華大根です。

 

その後は僕は一杯

スパークリングワインを挟んで

オヤジとお袋は紹興酒のホット

僕は、ロックでいただきます。

 

思えば、この紹興酒が良くなかったのかも… 両親は飲みなれないので。

続いてきた、グリーンピースのスープ、干し貝柱のフリット添えは、めちゃくちゃおいしかったです。両親も、これは美味しい!と喜んでくれました。

点心は、そら豆と腸詰入り焼き大根餅。

甘辛ソースを付けていただきます。もっちりしておいしい。

それからセイロに入ったフカヒレと海老入り餃子。セイロ開けて写真撮るの忘れてた…。

 

で事件が起きたのは

こちらの料理。大海老、北海道産アスパラガスの広東風甘辛ソースです

上に乗っているのはトウガラシですので、料理が来た瞬間に、両親に「これはトウガラシだから、絶対に食べてはいけないよ」と念を押しました。両親は頷いており、さらに、お店の人も、「これは一緒に調理したものですが、お召し上がりにはなれませんのでご注意ください」とダメ押し。

 

この海老、デカくておいしい!と思い、舌鼓を打っていたその時。

 

ゴホっ ゴホっ ゴホっ

 

といきなり咳込むオヤジ。

 

なにごと?と思って見たら、なんとトウガラシが半分無くなっているではありませんか。しかも既に飲み込んでしまった模様。

 

「えーーーー あんなに食べちゃいけないって言ったんじゃん」

 

と思ったものの、もう後の祭りでした。聞こえていなかったのか、聞いていなかったのか、忘れてしまったのか、どれかだと思うのですが、高齢の父親なのだし、トウガラシをあらかじめどけておくなどの、配慮ができなかった自分を悔やみます。

 

父はかなり苦しそう。お水をいただき、見た目おさまったようにふるまっていましたが、脂汗がにじんでいます。そりゃそうだ、あんな辛いトウガラシを、いきなり半分も食べたら体調がおかしくなってしまいます。

 

その後は、父はなかなか復活せず、我慢していたようですが、

ルスツ羊蹄豚肩ロースと初夏野菜BBQソース炒めは、出されたものを食べられず

食事の、釜揚げしらす 松の実 開戦入り蓮の葉包みおこわ は、パス。ちなみにお腹いっぱいになったお袋もこの料理はパス。

 

胃を落ち着かせようと思ったのか、食べると言っていた

デザートも、結局口を付けられず。

 

家に辿り着いたら、もうその足で、ベッドに横になっていました。

 

本当は、久しぶりに息子(僕)が帰って来たので、大好きなウイスキーを飲みながら、家で二次会でもと思っていたようなのですが、僕の配慮の足りなさで、すべてがぶち壊しになってしまい、もう本当に申し訳なかったです。

 

あまり食べ慣れない高級中華ですし、オヤジ世代の気質だと、出されたものは全部食べなきゃいけないって思うものなんでしょうね。

 

次回からは、食べられないものは最初からお皿からよけるようにします。

 

反省しきりな夜でした。