旅の6日目。予定通り、9時32分出雲大社駅発の電車に乗ります。

電車の中はこんな感じ。

川跡という駅で乗り換えて

今度はこんな感じの電車でした。

電鉄出雲市駅に到着したのは、9時55分。次は10時21分発なので余裕だと思っていたら

ここから長崎までの切符を買うのに、けっこう時間がかかりギリギリになってしまいました。駅員さんがいたから、長崎まで買ったら有効期間が何日なのか確認したら、まずそれに手間取り、実際に切符を買おうとしたら、この機械からオペレーターと通話して買ってくださいと言われ、その順番待ちが24人くらいいて、10分以上待たされたんです。あまり普通じゃないことをすると、こういうときに苦労します。JRはみどりの窓口をどんどん廃止して、この発券機で通話するスタイルになっているんですねー。

ようやくゲットした、長崎までのチケット。8,910円でした。5月2日から5月5日まで有効なので、それまでは途中下車し放題です。

ギリギリ間に合った、浜田行の電車。最近のった電車の中では一番混みあっていて、途中立っている人もいました。

日本海の景色を楽しみながらやってきたのは

石見銀山の観光の拠点の一つである大田市です。おお「た」って読むと思っていたら、おお「だ」なんですね。ここで30分強待って、バスに乗るつもりだったのですが、大田市の駅の周りって、本当になにもないので、予定を変更して、タクシーで石見銀山に向かいます。これが大正解でこのあとの行動がとっても効率的になりました。

運転手さんに教えてもらったとおり、ここでレンタサイクルを借ります。石見銀山の坑道の入口までは、ひたすら坂を上るのだそうで、電動自転車が良かったのですが、そのタイミングでは電動自転車は出はらっているとのことでした。そこで、普通の自転車でがんばる決意をしていたところ、立て続けに2台、電動自転車が帰ってきたので、ラクチンできました。生まれて初めて電動自転車に乗ってみましたが、これ、めっちゃラクですねー。特に上り坂ではその力を発揮します。

ふもとには、レトロな街並みが広がっていて、自転車を運転していても楽しいです。

途中、お団子屋さんがあって、その向かいに

感じの良い、茶屋があったので

ここでかき揚げうどんのお昼ご飯。

これで1200円は、観光地価格だな…。

自転車でいけるギリギリのところまで行き、そこから歩くのですが

この道がまた気持ちよかったです。マイナスイオンたっぷり。

自販機も、こんな感じ。どうやって補充するんだろう…。

そして、石見銀山の坑道までやってきました。

最初は四角くくりぬかれていたトンネルも

そのうち丸みをおびていき

どんどん狭くなります。

脇にも坑道がありますが、そこは立入禁止。頼まれても行きたくないかも…。

昔はどうやって明かりとっていたのかな。かなり過酷な環境での労働を課されていたのでしょうね…。

旧坑道をずっと歩いてきて、最後は

より整備された新坑道。ずっと坂を上がり続けて、また地上に戻ってきました。

外に出たら、ここは島根県ですという主張が。県境が近いというわけでもないのですが、なぜ島根県を主張するんだろう…。

それから、「カッパを見かけても決して餌を与えないでください」というユーモアのある立て看板もありました。

上の方にはお寺がありましたが、今回はスキップして、

街のほうに戻ってきます。行きがずーっと上り坂だった分、帰りはとにかく下り坂で、自転車をほとんど漕がずに戻ってこれた快適ドライブでした。

藤の綺麗なバス停に戻ってきて

バスの時間を見ると、ちょうど2分後の13時26分にバスがあるではありませんか。これはラッキー。なぜか大田市に行くバスは、11時台、12時台、14時台は一本も無いのに、13時台には4本もあるという…。

 

今日はその先の益田まで行く予定なのですが、調べてみると、13時55分の特急に乗れれば、益田に15時20分に到着できることがわかりました。それを逃すと、15時10分まで電車が無くて、益田に到着するのは17時26分。でも、ここから大田市まではバスで30分と聞いているので、ちょっと無理かなー と思っていたのですが

バスは、ほとんどどの停留所にも停まらずに駅まで行けたので、なんと、なんと、

13時55分発の特急に乗れてしまいました。駅に到着したのが、13時52分くらいで、そこからダッシュで、特急券の購入をして、ほんとギリギリセーフって感じ。

 

大田市に着いたときに、タクシーで石見銀山に行く選択をしていなければ、この電車には乗れていなかったと思うので、よかったです。