今回お世話になった、月夜のうさぎは、そのすぐ隣に、高級旅館の佳雲があって、大浴場などはこの二つの宿で共通のものでした。

 

 

部屋もこちらのほうが豪華ですし(お風呂がヒノキ風呂!)、食事もビュッフェスタイルではなく、お食事処での会席料理のようです。今回は、部屋のお風呂は使いませんでしたし、素泊まりなので、僕らは月夜のうさぎのほうで充分でした。そういうわけで、共有部分には大浴場が二つあります。佳雲側と、月夜のうさぎ側に一つずつ。

 

宿におちついて妻と二人で、佳雲側のお風呂へと行ってみます。濁ったお湯なのですが、湯舟の中に階段があって、それに気が付かず、お風呂の中で転びそうになりました…。コワかったー。

 

風呂上りには、ドーミーインでもおなじみの

アイスクリーム食べ放題!このサービス、大好きです。

 

さて、夕食。今回どうしても食べてみたいものがあって、なので宿での食事は付けずに、外のレストランを予約します。ホテルからは出雲大社と反対側にある

こちらのお店。歩いて20分くらいかかったでしょうか。

看雲楼です。

 

実は、この日知ったのですが、出雲大社の門前町は、完全に昼の街。18時を過ぎるともう、営業しているお店もなく、ひっそりと静まり返っています。このお店は、旅の前から予約をしていたのですが、最初は夜の予約は受けられるか板場に確認しないとわからないから、また違う時間に電話をしてくれと言われ、数日後に電話したら、いろいろ先方も迷っている様子の中、予約を引き受けてくれたという背景があります。でも予約できてよかった。でなければ、確実に夕食難民になっていたことでしょう。

お店に入ると立派な玄関。

そして、座席に案内されますが、見事に誰もいません。

まじ、ずーっと貸し切りでした。つまり、僕らのために店を開けてくれていたようです。ありがたい…。

コース料理は要予約だったのですが、一番食べたかったものは、大丈夫でした。それは

うず煮。「フグからとったダシをベースに、葛でとろみをつけ、そのダシにご飯を入れ雑炊風に。 ご飯の上には、ノリ、ワサビ、セリなどを添え、これをかき混ぜながら食べるというもの。」です。 旧暦・元旦の子の刻に出雲大社神楽殿で営まれる「福神祭」にふるまわれるおもてなし料理で、古代出雲にも伝わる伝統の味。 なんですって。出雲・グルメで検索したら、出雲そばと並んで出て来ていて、どうしても食べたかったのです。なので

ビールのあとに頼んだのは

うず煮膳!蓋をあけると

こんな感じです。

海老、筍、獅子唐、椎茸、トマトの天婦羅に

刺身は、タイ、鮪、カンパチ、サーモン。

茶碗蒸しに

香の物。

 

そして

うず煮です。

 

フグの出汁が効いていて、程よいトロミがあって、これ、この旅で一番記憶に残る味だったと、妻とも意見が一致しました。

かき混ぜていただきますが、見た目はとってもシンプルなのですが、味が奥深く、一口一口が胃に染みわたるんです。これまた食べたい!と思わせられる味でした。

途中から、出雲だよりという日本酒に切り替えましたが、日本酒にもばっちりマッチしました。

時節柄、御用ボタンのとなりには、紙でつくられた鯉のぼりがいて、わざわざ僕らのためにお店を開けて待って下っていた、お店の人の暖かさが、こんなところにも伝わってくるなと思いました。2人で9,735円は、この旅の妻との夕食では断トツに安かったです。

 

暗さが増し、ひんやりとした

参道を妻と二人で歩いて

カエルの合唱がすごいことになっていた、田植えが終わったばかりの水田の横を通り

ホテルに帰ってきました

部屋に戻って来たからは、誰もいない、月夜のうさぎ側のお風呂で、カラダを温め

部屋で妻とささやかな2次会。

10時になったら

共立リゾート定番の夜泣きそば。ダメとわかっていてもついつい行っちゃいます。