津和野を後にして

また一両編成のディーゼルカーに揺られて南下します。

出発してしばらくすると、先ほど頑張って登った鳥居のトンネルが見えました。山の緑に所々赤い線が入っていますが、それが鳥居なんです。こうやってみるとよく登ったなーと自分でも感心。

1時間ほどで山口に到着。途中とても長いトンネルがあって、もしかしてと思い、google mapを見ると、案の定県境でした。そういうのをリアルタイムで知ることができるというのも、便利な世の中になったものです。

山口で、新山口駅行きに乗り換え。ホームの反対側に停車している二両編成の列車でした。それなりに乗客もいます。

 

実は津和野を出たあたりで、妻が耳寄り情報を教えてくれていました。そういえばどこかのニュースで、山口からのSLが2年ぶりに復活するらしいと目にしたらしいです。で、線路脇に、カメラを抱えたり、三脚で本格的に撮影体制に入っている集団を見かけるようになり、妻に調べてもらったら、まさにこの日5/3が、SLが復活する日ではありませんか。

 

さらに調べてもらったら、ラッキーにもこの山口で乗り換えた新山口行きの、今まさに乗っている列車が途中ですれ違う計算。超偶然。

 

実際に途中駅のホームでは、SLを見送るためのイベントが企画されているみたい。山口線は基本単線ですのですれ違うためにはすれ違える構造になっている駅に停車しているときになります。これくらいの時間かなと計算していたタイミングで停まった駅で、車掌さんが、通過待ちのためしばらく停車しますとのアナウンス。

 

この駅だ!と思ったら

遠くから、シュッシュッと煙を吐きながら、重厚感たっぷりにやってくる鉄の塊が!

 

D51の美しい車体が最高のアングルで見られました!いやー感動した。

そして新山口到着です。

駅にはSLグッズもおいてありました。

 

ちなみに、山口県はサイクル県らしいですよ。大分の温泉県や島根の美肌県に比べて、対象がニッチすぎないか?

 

さて、僕らは大事な情報を仕入れに観光案内センターへ。それは

これです。瓦そば! 山口県の名物らしいですね。つい最近妻がママ友と話をしている時に瓦そばの話題になったそうで、新山口でご飯を食べるってなった時に、どうしても瓦そばが食べてみたい!と切望したのです。そりゃあ願いを叶えたいと思い、手っ取り早く観光センターで聞いたというわけ。

 

いくつかの店を推薦されたのですが、とにかく駅に一番近いこちらの居酒屋へ。

居酒屋なので?当然呑みますよー。

僕だけ頼んだ、山口名物てんこ盛りの、おいでませセットについているお寿司からきます。味はまあ、正直微妙。ちゃんとにぎれていないので、食べようとするとご飯が崩壊するし…

続いてやってきたのがこちら

フグの一夜干しとかまぼこ。残念ながらフグの一夜干しは冷めています。

長州鶏ぽん酢。これはうまかった。

で肝心の瓦そばなのですが、緑色のお蕎麦が熱々の瓦の上で熱しられていて、その上に牛肉と錦糸卵。そしてレモンとネギともみじおろしが載っています。これをぽん酢醤油につけて、いただくらしいのですが、

鉄板で熱しられてカチカチになった蕎麦は、ほぐすこともできず、ポン酢にうまくつけられないです。

ようやく、うつしても、蕎麦みたいにつるつる啜るのではなくて、塊を食べるようなそんな感じになります。

 

今回居酒屋で出されているバージョンをいただきましたが、次に機会があれば、是非専門店のものを食べてみたいと思いました。少なくとも居酒屋バージョンはもういいやというのが正直な感想です。すいません。

新山口での滞在時間は約40分で、次の街へと向かいます。