3月の夫婦旅。妻にとってはミステリーツアーで、今回の旅程は一切知らされていません。

 

ところで、みなさん。福岡に来たらどこを観光するのでしょうか?今回の旅をプランニングするにあたって、事前に午後の計画を考えていたのですが、大宰府天満宮はちょっと遠いし、柳川も微妙な距離だし…。Webで調べてみても、札幌で言う時計台のようなランドマーク的な観光地が出てこないんです。いったいみなさんどこを観光するのでしょう…。やっぱ福岡は食の街なんですかね。

 

そんな僕らが向かったのは 

 

あ、その前に

ちょうど午後2時だったので、ホテルが入っているキャナルシティーの噴水を見て(妻が見たがったので予定変更で行きました。なんてったって、妻ファーストな旅ですので!)

桜が咲き始めた中洲を散策。てか、中洲は歓楽街なので、昼間はなにもありませんし、夫婦でウロウロするような場所でもありません。妻はどこに行くのか知らされていないにしても、ものすごい薄着で来てしまったらしく、あわててコンビニでカイロ買っていました。

この日はピーカンで天気はよかったのですが、風が強く体感温度が低かったんです。

そして、僕がいろいろ考えて、妻を連れてきたのが

こちら。

福岡アジア美術館です。美術館めぐりが好きな妻なので、妻にはぴったりかなーと思いまして。そして、九州はアジア諸国が近いので、アジア美術館なんでしょうね。なにしろ、東京よりソウルのほうが近いですし。

この日は、世界遺産 大シルクロード展を開催中。といっても3月24日までだったので、もう終わっています。

妻の希望で、石坂浩二さんの音声ガイドを借りて、ゆっくりと観覧しました。

東京の美術館と違って、美術品を鑑賞に来たんだか、人を見にきたんだかわからない状態でもなく、そこそこな人出だったので、ゆっくり鑑賞できました。

 

中でも僕が気に入ったのが

こちら。 これ、胡桃なんです。しかも、7-9世紀のものなので、今から1000年以上前の胡桃ですよ。いや、もっと古い時代の土器とかを見たことはありますが、こういうなんの加工もしていない自然なもので1000年以上前のものを見ると、なぜか感動します。

 

そういえば、バックパッカー時代にシルクロードを旅していて、紀元前の餃子が展示してあったのを見たときも、すごく感動しました。シルクロードのエリアは乾燥しているので、そんな昔の餃子が残っているんですね。その餃子をつくった人も、まさか、2000年以上の時を経て、美術館に展示されることになるとは思っていなかったんだろうな…。ちなみに餃子は2300年前からあるのだそうです。

そして改めて、掲示してあるシルクロードの図をみると、あー、ここ、だいたい全部行ったなーと、様々な記憶が交錯して感傷的になります。旅をしたのは1998年ですので今から26年前。当時も漢民族とウイグル民族の対立があり、ウイグル人の劇場に行くと、漢民族の監視員が通路から直立不動で見守っている状況でした。同じ街なのに、北京時間で生活する漢民族と、2時間遅いウイグル時間で生活するウイグル人。お互いに交わることは最低限で、いびつな構造でした。同じ空間に二つの街が存在する。そんな感じ。今は、中央政府の統制がもっと厳しくなっているのだと思うと、心が痛みます。

有名なラクダの陶器。

そしてラクダの剥製。シルクロードはラクダなしでは語れません。

 

ゆっくりと、シルクロードに思いを馳せたあとは、併設されている、アジア人の作家の作品が展示されている

アジア美術館の方も見学。現代アートですが、アートで、抑圧される現地の人、西洋文化に憧れながらも満たされることが無い欲求などを表現した作品がたくさんあって、なかなか考えさせられる時間でした。

出口にあった、アート感満載の椅子。座ってみたら、めっちゃ居心地悪かった…。

 

その後、アーケード街を通ってホテルへ戻ります。

ちっちゃなスーパー大きなコンビニ ってのがなんかおもしろかった

あと、提灯専門店って、初めて見たかも。

ここは博多通りもんが有名な、明月堂。博多といえば、これが一番有名なお土産ではないでしょうか。あとはめんべえ?

キャナルシティーで再び噴水鑑賞。2時間ほど外出していたので、16時の回です。

そして、噴水前のステージでは、アイドルがショーをしていました。このあと、握手&撮影会。見事にオッサンばかりが行列つくっていました。妻があとから調べたところによると、

 

 

「タイトル未定」という名前の、北海道を中心に活動するアイドルグループのようです。我がふるさと北海道から、はるばる福岡の地まで来てくださったのですね。北海道ではそれなりに有名なアイドルなのかな。

 

部屋に戻った僕は、ちょっと休んだあと

プールに行きました。妻も誘ったのですが、妻は疲れてしまったし、カラダが冷えたので、お風呂に入ってちょっとのんびりしたいとのこと。妻ファーストなので無理には誘いません。

でも、福岡の都会の真ん中のプールが、貸し切りなんて、なかなかないと思うので、妻にも体験して欲しかったかも。

25メートルプールなので泳ぎ甲斐もあり、結局800メートルくらいのんびりと泳ぎました。

部屋に戻ると夕暮れ時。

僕もお風呂に入って、ちょっとのんびりしたあとに夕食を食べに向かったのは

こちらのお店です。