土曜日のお昼。朝からテニススクールに行っていたのですが、帰りがけに韓国人の親友からのメッセージが入っていることに気が付きます。なんでも、「今晩予約しているレストランに聞いてみたら、なんとかもう一名追加できることになったからおいで」っていう、あまりにも唐突なお誘い。
ジャヌ東京がオープンして最初の週末でもありますし、原則どこも予約でいっぱい。彼らは3カ月前からそのレストランを予約していたのだそうですが、ホテルのコンシェルジェで交渉してみたら、昼はやっぱり追加は無理だったけど、夜はなんとかなったんだそうで… ちなみに彼らは、昼は、ジャヌ東京の鮨「飯倉」で舌鼓を打ったそうで。なんか別世界…。
いずれにせよ、僕もその夕食に加えてくれようとしている、その心遣いが嬉しいです。いろいろやりとりをして、そもそも夕食はどこで食べるの?って聞いたら、ひとこと「Sumi」って答えが返ってきました。18時スタートとのこと。
調べてみたら
こんな注意書きがあって、「おまかせコース」一択で、18時と20時45分からの一斉スタートなんですって。遅刻厳禁なはずなのに、僕と、韓国人の親友は3分くらい遅刻…。ドン・キホーテで買い物していたら、ギリギリになってしまいました。お店に着くと、今回のホストの韓国人(ホテルに宿泊している韓国人)のMJと、その会社で働くカメラマンの韓国人の2人は先に着席していました。
SUMIは、ジャヌ東京の出口をいったん出て、また別の棟にある、離れ的なレストランになります。
カウンターの角の席に、2名、2名で座る配置。他のカウンターには、既に他のお客さまが着席しています。見たところ、外国人半分、日本人半分。
最初に黒豆茶が出てきて
おしぼりが出てきて、
びっくりしたのが、料理長が、一人一人に挨拶をして、名刺を渡してくださいます。
こんなのはじめて。
そして、料理長が、全員に向かって挨拶。で挨拶が終わると、電動のロールスクリーンがあがって
東京タワーが出現しました!あ、ただ、僕とMJの席からは、丁度柱が邪魔して、東京タワー見れなかったんです。僕の韓国人の親友の席からは見えたみたい。
粋な演出のあと、このあと藁焼きにするという、勝浦産の本マグロを紹介してくださり
さらには、これで藁焼きにします って、藁もみせてくれました。
まわってきた時に、写真撮り損ねた、本マグロがこちら。
まずは藁の煙でいぶして、香りをつけるそうです。そういう説明が要所要所に挟まって、エンターテインメント性抜群でした。
先付は蛍烏賊。菜の花。上には、豆腐の白和えに金箔が載っていました。写真とっていませんが、あわせたのは日本酒。醸し人九平次の 山田錦 EAU DU DÉSIR をいただきました。これ先日、二子玉川の酒屋で買って来たのですが、価格は2,365円だったんです。でもこのお店のリストプライスは、12,000円。これに15%のサービス料と、税金が別にかかりますので、結果15,180円。市価の6.4倍か…。強気です。
続いて出てきたのは、小吸物。実豌豆 白玉。
要はえんどう豆のスープです。そしてその中に
白玉が仕込まれていて、これも炭で炙ってあるのでしょう。香ばしさとトロトロさが両方楽しめました。
続いてお造りが来ました。醤油と塩。
アオリイカは長崎さん。塩をつけていただくと、甘味とねっとり感が舌全体に広がります。勝浦産の本マグロは、上が赤身、下がトロで、藁の香りがアクセントになっていました。
こんな感じで、奥に焼き場、カウンター側に、盛り付けのテーブルがあって、みんなキビキビしていて、プレゼンテーションが素晴らしい。
次は、「本日のおすすめ炙りサラダ仕立て」という料理だったのですが、シェフが、ドレッシングに炭を入れますとおもむろに言い出して、???となっていたところ、本当に、ドレッシングに備長炭をそのままつっこんでいました。
そして出てきたのがこちら。
今日は金目鯛でした。
続いて
変わりつくねチーズ。鶏肉の中に蓮根も仕込まれていて、食感が楽しいです。ウズラの卵を割って、黄身をつけていただきました。上にはパルメジャーノチーズも乗っています。
料理はまだまだ続くのですが、長くなりましたので、いったんこの辺で。