こういう記事を書くと、僕がスゴイ人なのでは?といういらぬ誤解をする方がいるかもしれませんが、僕はいたって普通のサラリーマンですし、本当にスゴイ人だったらこんなこと記事にしないと思いますので…。

 

さて、今回の出張なのですが、我ながら予想外な感じに仕上がっていると思っているのですが、それは、プライベートの面で予定していない突発的な行動をして、それが旅の醍醐味だ!って悦にはいっている感じだったのです。が、今日のは強烈でした。

 

17時少し前にワシントンのホテルに入ったのですが、部屋に入って写真撮りまくっているときに、上司の秘書からテキストメッセージが入ったんです。

 

「のり、ワシントンに着いた?」

 

って。で

 

「着いたよー」

 

というと、なんでも、上司が今参加しているイベントのアフターパーティーに、僕も来て欲しいみたいなことになっているようで、それが17時半からなので行けたらおねがい みたいな感じ。てか30分しかないし。ここからそこまで車で20-30分の距離だし…

 

でもまあ、会社命令ですし、まったく訳もわからず、カジュアルな服装のまま(恥ずかしながらそれしか持ってきていない。よく考えれば仕事なのに、そんな恰好なんです)UBERで駆け付けます。会場についたら、怪しさ満載だったんでしょうね。他の人は素通りしているのに、僕だけ入口で止められて、名前を確認してからじゃないと入れていただけない始末。

 

だって、中にいる人は、みんなスーツに白シャツにネクタイでピシっと決めている人達だらけなんですもん。そこに、ユニクロファッションで身を固めた僕が登場したら、そりゃあみんな怪訝に思いますよね…。あ、シャツだけポールスチュワートでした(←だからなに?)

 

で無事中に入れて、上司と合流。

 

「ねえ、これ、なにごと?」

 

ってそこで確認したら、簡単に趣旨を説明してくれました。なんでも、日本の企業もそれなりに集まっているイベントだったので、僕もいたほうが良いのだと思ったそうな。いや、思いつくの遅すぎない?

 

でもね、僕、社内のミーティングのためにワシントンに来ているので、名刺すら持ってきていないのですよ… そう考えると、いろいろ社会人失格かも…。ただもう割り切るしかないと、使命を果たすべく、いろいろな偉そうな方と、顔を引きつらせながら談笑させていただきました。(我ながら頑張った!)

 

で、そろそろメインの会が始まるっていう直前に、上司が、

 

「のり、一番前に座ってる日本の方に挨拶してきて」

 

っていうので

 

「誰?」

 

って聞いたら、一言

 

「駐米日本大使」

 

え、

 

ええええええ。

 

こ、この格好で?

 

と思いましたが、半分上司命令なので突撃してきました。

 

 

今朝起きた時まで、というか、1秒前まで、こんなことが自分に降りかかるなどと思ってもみませんでしたが、しどろもどろになりながらも、駐米日本大使とお話しちゃった!大使とお話する機会なんて、普通なかなかないですよね。

 

僕と話をした直後にメインのイベントが始まり、そのオープニングスピーチをされた山田大使。こんな僕にも、きちんと対応してくださって感動でした。

 

で、その後、今度は駐日米国大使とのビデオ通話や、パネルディスカッションを聞いていたら、上司と、もう一人いた同僚が、

 

「あとはよろしく」

 

って先に帰っちゃったんです。

 

 

なんの罰ゲーム?って話ですよね…。