GW一人旅の6日目。

 

いままでは通過するばっかりだった、大垣で降りてみました。大垣のことを知ったのは学生時代。友人と青春18切符で旅をした時に、東京を23時50分くらいに出発して、大垣に朝着くという普通列車に乗った時です。これはちょっとトリッキーで、青春18きっぷで東京から乗ってしまうと、10分で日付が変わってしまいます。まずは東京から横浜までの切符を買って、0時を過ぎて出発する横浜から青春18きっぷを利用するというのが、当時の正しい使い方でした。

恒例の時刻表チェック。ここまで来ると、最悪でも15分に一本は電車がありますので、あまり時間を気にせずに行動できそうです。

復路最初の途中下車! 駅は激混みでした。

大垣駅を降りると、盛大に「乗船場」への案内が出ています。なんだろうこれ?と思い

駅前広場から

アーケード街を通過して、その乗船場というのに行ってみたら

なにこれ。楽しそう! たらいの船に乗ってゆっくりと川遊びを楽しむ企画です。そんなに人が待っている様子もないので、乗れるかもー と思って行ってみたら、ネット予約が必要で本日は満席とのこと。そりゃあそうですよね。この日は5月3日。GW真っ只中です。駅も混んでたもんなー。

 

ということで当初目的地

観光35 大垣城

にやってきました。歴史オンチの僕は、大垣にお城があることすら知らなかったのですが、関ケ原で勉強した時に、この大垣城が一つの要だったって聞いて、来てみたくなりました。

お城に入るときに、大垣ほ他の3か所の観光施設にも行けるという共通入場券を買います。

中は、割と近代的。というか、明らかに最近作り直した感じで、階段も、松本城や彦根城のようなバリアアンフリーな感じではなく、とてもゆったりしていたので助かりました。

お城の上からは大垣城が見渡せます。

そんな大垣城を後に

次にやってきたのはこちら。

観光36 大垣市郷土館です。

といっても、中はそんなに見るものもなく(すいません)。共通入場券が無ければ来なくてもよかったかも。庭はとっても綺麗でした。

そこからさらにテクテク歩きます。途中見た大垣市役所は立派だったー。

川沿いの道は、歩いていてとても気持ちよいです。

しばらくあるいたら、例のたらいの船がトラックに積まれている現場に遭遇。これで陸路回送しているということだと思います。エンジンが付いているわけではないので、川を遡ることはできないですからね。

そしてやってきたのがこちら

観光37 奥の細身むすびの地記念館

です。この記念館、面白かったです。芭蕉の奥の細道の行程の詳細が事細かに紹介されていて、誰でも知っている有名な句、「夏草や 兵どもが 夢のあと」「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」「五月雨を 集めて早し 最上川」以外にも、この旅で詠んだ句が、その背景と伴に、細かく紹介されています。

 

中でも「のみしらみ 馬の尿する 枕元」という句を詠んだ状況が再現されていて、そのナマナマしさがちょっと面白かった。芭蕉が泊まったところが、東北の馬と同居する囲炉裏だったようで、そこで、そんな大変な夜を過ごしたそうです。

ここが奥の細道の最後の地だとは知りませんでした。(てっきり江戸に戻って完結だと思ってた)。旅人の大先輩。好奇心が凄い方だったんでしょうね。あと、地図と日程を見ると、健脚だったんだなーと感動すら覚えます。基本徒歩ですもんね。

このあたりはちょっとした撮影スポットにもなっています。駅からちょっと距離がありますが、気て損はない、素敵な場所でした。

そこから、大垣城もある公園を抜けます。神社もありました。GWですので、子供たちがワイワイと遊んでいます。高校生の男子がリフティングの競争をしていました。

そして、入場券セットの最後についてきた、

観光38 守屋多々志美術館

にやってきました。日本画で有名な、大垣市の栄誉市民なんだそうです。美術にも無知な僕は、初めて知った存在です。そして、この共通入場券を買わなければ、絶対に足を踏み入れなかったであろう空間。僕以外に1人くらいしかお客さんもおらず、静けさの中、日本画の世界にどっぷりと浸りました。

大垣は湧き水でも有名なのか、いろんなところに、井戸水? 湧き水? が出ていました。

 

初めて降りた大垣。なかなか充実した午前中でした。