2023年3月のダイヤモンドプリンセス。
新しくできた、大黒ふ頭の客船ターミナルにやってきました。いつのまにかこんな施設が出来ていたんですね。大桟橋だと横浜ベイブリッジの内側となり、大型客船の中には橋をくぐれないものもあるようです。なので、そのすぐ外側にもターミナルをつくったっていうわけです。でも、大桟橋は地の利もよいのですが、ここ、大黒ふ頭はとにかく不便の一言。ダイヤモンドプリンセスは「ぎりぎり」橋を通過できるので、4月20日からはやっぱり大桟橋での乗船に変更になるようです。
ターミナルに入り、荷物を預けます。最初ダンボールに戸惑われていたようで、受けられるか確認すると言われましたが、結果問題ありませんでした。家からあらかじめスーツケースを港に送ると、客室まで届けてくれるのですが、スーツケース1個につき往復で5000円(都内)。しかも、乗船の5日前までに預ける必要があります。
https://www.princesscruises.jp/pdf/sg-moving.pdf
それを考えると、ドライブ&クルーズの、駐車料金1日1000円というのはかなり良心的ではないかと…。ダンボール作戦もできるし。もっとも、車で行ける距離じゃないと、この方法は通じませんけどね。
ターミナルのオペレーションは、まだ「慣れていない」感が満載。
あらかじめアプリで
Group Bと指定されていたので、そのままいけると思ったら、ここからさらに整理券に交換しないといけないんですって。
プリンセスクルーズには、航空会社のFFPと同じように、搭乗回数によってランクづけが行われます。航空会社のように1年で有効期限が切れるというものではなく、回数を重ねれば一生そのランクから落ちることはないという違いがありますが
1回目の搭乗がブルー
2-3回目がゴールド
4-5回目がルビー
6-15回目がプラチナ
15回以上がエリート
となります。が実質的には、プラチナ以降かそれ以前でずいぶんと特典内容は変わってきます。プラチナ以降は、搭乗時刻も優先的になり、搭乗開始のあとはいつ来ても良いとなっているのですが、ルビー以前は、客室のランクにより細かく搭乗時刻が指定されます。
僕は数回前からプラチナになったので、アプリにも細かい搭乗時刻は表示されませんでした。
さっそく、優先チェックインのGroup Bを手に入れました(既にGroup Aは搭乗開始になっていました)
中に入って、一瞬だけ待ったのですが、すぐに案内されてカウンターに向かいます。
で、このカウンターもまた、オペレーションが確立しておらず、1グループあたりのチェックインにやたら時間がかかります。以前はかなりスムーズだったのですが、電子化のおかげで時間がかかるという本末転倒なことがここでも起きていました。
たとえば、パスポートの画面を端末で登録しなくてはいけないらしいのですが、そのスキャンがうまくいかなかったり、係の人があわててしまって、妻のスクリーンに僕のパスポートを登録してしまい、生年月日が間違って登録されています って言われたり...
なんとかかんとか登録が終わると、PCR検査の結果の画面の表示を求められ、さらにここ数日の体調の確認をされます。JTBの案内ではチェックインまでにVisit Japanの登録をしておくようにと言われていたので、その通りにしたのですが、ここでは提示を求められなかったし、このあとも求められることはありませんでした。いったいなんだったんだろう…。
ようやくすべての手続きが終わると
メダリオンと呼ばれる、直径2センチくらいの丸い端末を渡されます。以前はクルーズカードを渡されたのですが、今回からはこのメダリオンが船内でのお財布代わりになったり、部屋の鍵になったり、乗下船の管理ツールになったりしていました。特に秀逸だと思ったのは、このメダリオンを身に着けて自分の部屋に近づくと、特になんの操作をしなくても部屋のドアのロックが解除されるんです。最初びっくりしましたが、慣れるとめっちゃ便利!あと、バーで飲み物を頼んでも、バーの端末側に近くにいる人のメダリオン情報が表示されるらしく、部屋番号を確認されてそれでもう会計処理が終わっているという…。スゴイ進化していますね。
さてさて、チェックイン手続きが終わると
今度は荷物チェック。空港と同じようなエックス線の機械に手荷物を通します。空港ほど厳重じゃない気もするのですが、それは気のせいでしょうか。
このあと記念撮影(任意)をして
ついに、乗船となります!
前回が2019年のゴールデンウイークでの乗船だったので、実に3年10カ月ぶり!
今回、直前のコロナ騒ぎや、長女の受験問題(受からなかった場合、クルーズを楽しめなさそう…)、長女の入学前のスケジュール問題(受かったけど、結局いけないじゃん…)、PCRテストの結果次第で行けないかもしれない問題 などなど様々な問題がありましたので(ついでに、コロナの後遺症で僕の胃腸が本調子ではなかったり、妻の咳が止まらなかったり)、あまり行ける実感もなく、楽しみにするヒマもなかったのですが、ついに、ついに乗船です!
これから10日間。がっつり楽しまなきゃですね!