お盆の夏休みグランドハイアットから2週間後のことです。

夏休み最後の、そして8月最後の日曜日、我が家4人は、渋谷におりました。

そしてここからバスに乗ります。普段は車移動の多い我が家ですが、今日は訳あって公共交通機関での移動。

やってきたのはこちら。蜘蛛のオブジェが出迎えてくれる、六本木ヒルズに2週間ぶりに帰ってきましたよ。って、いつも思うのですが、なんで蜘蛛のオブジェなんでしょうか…蜘蛛嫌いの人って結構一杯いると思うのですよね。そしてそういう人にとっては、このオブジェがあるという理由だけで六本木ヒルズには来たくなくなるような気がするのです。

 

ということでちょっと調べてみたら、なんとあの蜘蛛には「ママン」という名前まであるのですね。しかも20個の卵を抱えているのですって。蜘蛛というのは「知恵」の象徴なのだそうで、フランスの彫刻家のリーズ・ブルジョワさんの作品らしいですよ。この蜘蛛はイギリス、スペイン、韓国など世界で9体が常設展示されており、そのうち1匹が世界を巡回しているんですって。ということを聞いても、やっぱり、なぜここに蜘蛛?というのは疑問として残ります…。

さてさて、我が家が六本木ヒルズに再訪したのはこちら。「おいしい浮世絵展」を見るためです。

グランドハイアット滞在最後の食事で訪れた、オークドアでいただいたチケットを有効利用させていただきました。密を避けるために時間予約制になっており、この日は、開館と同時の、10時からの回をあらかじめ予約しておきまひた。

美術館のフロアーの52階にあがると、この日は、浮世絵展のほかに、STARSという展示もされておりました。

ただ、浮世絵展のほうが圧倒的な人気なみたいで、入場までちょっと並びます。

こちらの浮世絵展、とても楽しかったです。いろいろな江戸時代の浮世絵が飾られているのですが、必ず食べ物がその絵の中に含まれております。鮨、天ぷら、蕎麦、おでん、豆腐 などなど。花見のシーンでは女性もガンガン酒呑んでいますし。江戸の風俗がよくわかって、とても楽しかったです。

美術館を出ると、六本木ヒルズからの景色も楽しめました。新宿方面ですね。

さらにはビルの向こうにスカイツリーも綺麗に見えましたよ。

で、我々が再び訪れたのは、こちら。はい、またまたのオークドアです。前回チケットをいただいたお礼も言いたかったというのもありますが…。名刺とチケットをいただいたアシスタントマネージャーの方は、僕らの再訪をとても喜んでくださいましたよ!

それともう一つの目的はこちら。ブラッディ―メアリーです。例の僕が好きな美的求心のNoelleさんが、また別のブログの記事でこのブラッディ―メアリーの紹介をしていて、俄然呑んでみたくなってしまいました。いつもは、ブラッディ―メアリーが飲み物リストに載っていたところで、確実にスルーする我が家ですが、影響されやすい妻も一緒にブラッディ―メアリーです。そして、一口いただいて、唸ってしまいました。なんかめちゃくちゃ複雑な味わいなんですよ。トマトジュースにウォッカ、タバスコに、ウスターソース、そしてセロリの風味。スパイシーな中にもトマトとウスターソースの濃くと旨味がまじりあって、おー、これは逸品。今度機会があったらまた頼もう。ちなみに、車で来なかった理由はこちら。つまり、ブラッディ―メアリーを呑みたいから、運転はできないという論理ですね。

でパンが来て、

ブラッディ―メアリーはあっという間に飲み干してしまいましたので、前回と同じジンファンデルを追加注文。大盛り注いでいただきました!

そして、来ました!僕と妻と次女が頼んだステーキサンド。

付け合わせは今回もサラダ。

プライムリブの炭火焼ががっつりと入っています。が、ちょっと筋の処理が甘いのか、噛み切れない。そして少し脂身の部分が多いかも…。たぶん良いお肉すぎて、きっと霜降りで、なので脂分が多いのかもしれません。いや、ちょっと、こちらのステーキサンドは、再度はオーダーしなくてもいいかな、やっぱりオークドアはハンバーガーだなと思ってしまいました。しかもお値段すごいのですよ…。このステーキサンド、一つで4200円もします。税サービス料込だと、5000円越えですよ!次回はコブサラダにします。

そのコブサラダがこちら。こちらは2200円。税サービス料込で2662円です。サンドイッチの約半額。これは長女が頼んでいました。鶏肉がとても柔らかく、そして、卵の黄身がこの上なくオレンジ!レタスにアボカドにチーズにベーコンなのですが、ベーコンもものすごくおいしかったみたいです。娘は鶏肉はちょっとだけ分けてくれたのですが、ベーコンは断られました…いや、これうまそう!

恒例のトイレチェック。さすが高級ホテルだけあって、オークドアのトイレも布製のお手拭きが備え付けられていました。

そしてオープンキッチンでは、皆が忙しく動き回っています。この日もほぼ満席。妻曰く、ここにくるお客さんは、キラキラした感じの人が多いのだそうですよ。女性率も圧倒的に高く、みなさまが持っているバッグは、ハイブランドの最新のものばかりなのだそうで…。そういえば、僕らの前の席の、基本英語でしゃべっていたファミリーは、なんとキャビア頼んでいました。メニューには記載が無いのですが、いったい、いくらくらいするのだろう…と考えてしまいました。まあ、そうい人たちにとっては、5000円のサンドイッチもそれほど高くないのかもしれませんね(ほんとか?)。我が家的には、きっとこのあとも、我が家史上最高に高かったサンドイッチとして、永久に語り継がれることでしょう。

最後にアシスタントマネージャーが、最近浮世絵のメニューを頼んだ人に出しているという、カンロ飴を、家族の人数分持ってきてプレゼントしてくださいました。こういう気遣いをいただくと、どうしてもこのお店のファンになってしまいます。ステーキサンドはもう食べませんが、それでもやっぱり再訪はしちゃうんだろうな。

 

夏休み最後の一日。良い思い出になりました。