2020年3月の娘との二人旅。3日目を迎えます。

確か朝9時にホテルのバスが集落まで連れて行ってくれるはずだよなという記憶を頼りに、8時55分くらいにバスの待合スペースにもなっているレセプションに行きました。そうるすと、フロントのお姉さんが、「はい次のバスは9時ですよ」と教えてくれたので、ラウンジでくつろいで待っています。と、しばらくして、フロントのお姉さんが申し訳なさそうに「さっきは間違えてしまいました。9時のバスはありません」とのこと。まあ、ないならないでしょうがないので、20分くらいの距離だし歩こうということになり、その前の僕がトイレに行って帰ってくると、ホテル側が「9時のバスはありませんが、ちょうどガソリンを入れに行くところなのでよかったら一緒にどうぞ」との嬉しい申し出。こういう柔軟性いいですね。

そしてバスは集落の入り口まで僕らを運んでくださいました。朝から幸先よいスタート。そして集落の入り口にはなぜかヤギ。

朝の気持ちい風を感じながら、集落へとのんびり歩いていきます。ちょうどこの季節はでいごの花が咲き乱れています。The Boom の島唄「でいご~の花が咲きっ 風を呼び嵐が来た~」というフレーズが、頭の中を反芻しまくったのは言うまでもありません。あー、これがでいごか!と感慨深く見とれてしまいました。

そして集落の中へと。朝早い時間なので、まだ日帰りの人もそれほどおらず、静かな村という感じです。石垣の奥に、オレンジの屋根の家があるというのは、こちらが本家なのですが、星のやを広く、生活臭を加えた感じ。

さらにまっすぐ行くと、レンタサイクルのお店がありました。そういえば、長女が島にいったらサイクリングしてみたいといったのを思い出し、さっそく借りてみることにします。

お店で島の見どころマップを借りていざ出発!

道は整備されているので、楽々サイクリングです。楽しい!

僕の自転車はこんな感じ。最初の目的地に到着したのですが

なんと自転車には鍵がありません。のどかですね。間違えないように、自分の自転車の番号を撮影してきます。

最初の目的地は、カイジ浜。

この浜は星の砂がいっぱいあることで有名なようです。僕らも挑戦してみましたが、僕の一掬い目で、さっそく見つかりました。結構簡単じゃんと思いつつ、その見つけた星の砂はそのまま砂浜に返したのですが、お、写真撮っとこうと思い、もう一度探してみたのですが、その後、二度と星のカタチをした砂を見つけることはできませんでした。やっぱり貴重だったみたい…。

ここにも、インスタ向けなのか、スマホを置く台と、ブランコがあって、皆そこで撮影しています。ただ、スマホを置く台があまりうまく機能せず、結局そこにいる人がお互いに撮りあいっこする感じ。そこで旅人交流ができるのも面白いですけれどもね。

 

さて、サイクリングは続きます。

 

 

こんな看板が。 「ならぬ?」 このならる看板が、3個くらい続いて、その先に

リゾート反対!の看板が出てきました。

更に行くと、今度は名指しで、「コンドイリゾートホテル建設反対!!」というのが出てきます。ちょっと調べてみましたが根深いようです。のちに、牛車に乗ったときに、ガイドのおっちゃんが、星のやは、竹富島の伝統様式を尊重して、まるでもう一つの集落をつくるようなホテルを作ってくれたが、コンドイリゾートは、利益重視で、鉄筋コンクリートの島にそぐわない建物を建てようとしているからダメだ」的な説明をしていたのですが、ちょっとWebで調べてみると、それは事実ではなく、その建設に対する島との話し合いのプロセスに問題があるようでした。星のやはもともと外資に渡った土地を、島民が借金をして取り返したところに建設したという複雑な経緯があるようですが、住民への建築計画などの情報公開を綿密にし、島民と一緒につくりあげたリゾートということで90%の住民が賛成したのだそうですが、コンドイリゾートはそのようなプロセスを経ないために、話がこじれているようですね。2019年4月に着工という記事もありましたが、2020年3月の時点で建築が始まっている様子はありませんでした。

で、その、コンドイ浜にやってきました。

こちらは遠浅のビーチで、海水浴にも適しているのだそうです。この日はあまり天気がよくなかったので海水浴は止めました。誰も海に浸かっている人もいないし。

そんな天気がよくない中でも、海の色はとても綺麗です。

水も透明で、天気さえよければ、絶対海水浴したい感じでした。

おっちゃんが、浜の先のほうまで歩いていたので、僕もその先なにがあるのか見たくて、歩いてみました。

長女と二人てくてく歩いていきますが、その時、一気に大粒の雨が… さっきから天気が怪しかったのですが、一気に来ました。

ということで、急いで、折り返して、しばらく雨宿り。5分くらいで雨が止んだので、また自転車に乗り次の目的地へ移動します。