三次創作小話「忘羨その後」(5-4)
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「悪をくじき、弱き者を救う」と天に誓った。
俺は、正しいと思う己の心に従ったんだ。
ランジャンはそれを理解しても、俺を行かせまいとしていた。
辛い気持ちは十分すぎるほど、分かっていた。
俺たちは、泣き濡れながら、違う道を選んだんだ。
乱葬崗に住み着いて、貧しいが、穏やかに過ごしていた。
ランジャンは、手紙をよこしたり、訪ねてくれたりした。
ランジャンの手をとって逃げ出せたらと、これっぽっちも思わなかった、と言えば嘘になる。
でも、家族のように共に生きる人たちを捨てて行くなんてできない。
いくら険しくても、自分が選んだ道だ。
その後、さらに、辛いことが起こるんだ。
師姉の夫であり、次期宗主である金ズーシュエンを、俺と温ニンで殺してしまった。
俺と暮らした温氏一族は、皆殺しにされた。
そして、誰もが俺を倒し、俺から陰虎符を取り上げようとした。
その時もランジャンは俺を止めようと、俺に挑んできた。
その戦いのさなか、最愛の師姉が死んでしまった。
何のために生きて、何のために戦っているんだ!
守るべき人も、戦う道理ももうないのに。
俺にはもう、生きる気力も、意味もなくなった。
ランジャンの手を振り払って、崖下に落ち、死んだんだ。
俺は、金丹を失った後は、ランジャンを遠ざけた。
霊力を失い、仙師ではない俺は、ランジャンとは生きる世界が違ってしまった。
ランジャンは、いつも心配してくれていた。
冷たくあしらう俺を。
なんとか、自分と同じ道へ、陽の当たる道へ、俺を戻したいと願っていた。
でも、最後まで、俺の側(がわ)にはついてくれなかった。
俺と共に戦うことはなかったんだ。
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また、座学生たちを近くに集めて、
「この頃、ランジャンは俺に襲いかかりたい衝動を堪えていたんだ。初口づけも…」
ランジャンが近づいて来て、
「くだらん事を吹き込むな」
ウェイインの手首を掴んで、さっさと出て行った。
つづく
最後にうなずき合うのがいいのです。
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— 🐰韩国的朋友们🐰쪼꼬미즈 (@geek011330) 2024年7月2日
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