三次創作小話「忘羨その後」(4-3)




竜巻だった。

通りをなめつくし、遠ざかって行った。


もし、空中にいたら、巻き上げられ、叩きつけられていたに違いない。


子ども達がしがみついて、泣いている。


スージュイが、ウェイインたちを捜しに飛び出してきた。


変わり果てた周囲の状況に言葉を失い、呆然と辺りを見回す。

ウェイインたちの顔を見て、安堵の息をついた。



江氏子弟たちは、負傷者の救護と、崩壊した建物の後片付けに追われている。


無論、ジャンチョンが指揮を執っている。


ランジャンが子ども達を連れて、姑蘇に戻り

ウェイインとスージュイは、全精力を傾けて、ジャンチョンを補佐する。


温ニンと温チンは負傷者の治療をして、

金リンは犬たちと行方不明者の捜索をする。


日が落ちるのが早く、暗くなると、もう続けられず、明日に持ち越すことになった。


ウェイインとスージュイは姑蘇へと戻って行った。



ウェイインが、くたくたになって静室に戻ると、ランジャンがウェイインを下衣一枚にして、肩、腕、足、そして、腰を揉みほぐしてくれる。


気持ちよく、うとうととしてしまう。


はっと我に返ると、ランジャンが文机の前に座っている。


ウェイインが背後から抱きしめて、あごを肩にのせ、体をもたれかけて、

「何を読んでるんだ?」


「予知夢について調べている」

とランジャンは答え、そのまま立ち上がり、ウェイインをおんぶして、寝床まで運ぶ。


寝床に降ろされると、「もう一回、腰を揉んで」とうつ伏せになって、おねだりするウェイイン。


ランジャンは、背中から腰へ指圧をしたり、手のひらで揉みほぐしたり。


ウェイインの体が熱を持ってくると、

下穿きを脱がし、


丸く、ふくよかな尻を、丹念に撫で回す。

(まるで餅のように吸いついてくる。ああ、噛みつきたい)


そして、その手は内腿へ。

(ああ、この弾力、噛みつきたい)


ウェイインも堪えきれず、誘うように腰を上げる。


ウェイインの“つぼみ”が、半開きでひくひくと微かに動いている。


(私を欲しがっている、でも焦らしたい)


ウェイインが吐息とともに「ラン兄ちゃん」と漏らす。


ランジャンの心臓が早鐘を打ち、“それ”から我慢汁がこぼれ滴る。


ウェイインの腰を押さえつけ、“つぼみ”に

“それ”をあてがい、“つぼみ”を濡らすと、一気に押し入れた。

つづく






「チュッ」って聞こえるんですが、本物?