三次創作小話「忘羨その後」現代版(87)


ジャンチョンの首を見て、キスマーク?

gg:ニキビかな?

dd:なんだろう?

gg:なんだ?

dd:引っ掻き傷?

gg:もしくは…

dd:吸って…😏

gg:吸われた?😆






キスマークがあるのを認めてる?!

しかも“彼”がキスしたって言ってる?!

gg「う〜〜」


ニエ先輩:君の🍓を見て


ジャンチョン:首の何が問題なの?

相変わらず、JCは鈍いですね


gg「そしたら、彼はこんな感じだ」


ただ見つめるだけのジャンチョン。

(完全にショックを受けている)


dd『私の』(イタリア語)

この時のggは、周りを見て、怒ってます。








【キスマーク⁉︎ママと一緒?】



〔君たちのドキュメンタリーを撮らせてくれませんか?〕


BBGテレビ、プロデューサーの名刺を差し出して、ブロンド巻き毛の男は、にっこりと笑った。


[ゲイカップルで、アジア人。

“二重差別に苦しみながらも、未来を信じて生きる!”これがタイトルです]


「はあ?」

『差別など、されてませんが』


[えっ]少し考えて、

[では、“なぜ、彼らは差別されないのか⁈”でいきましょう!]


「へっ?」

『申し訳ないのですが、全く興味がありません。お断りさせて頂きたい』


[有名になれるチャンスですよ!

あなた方のヴィジュアルなら、すぐに、モデルもできるし、そのうち、俳優にもなれますよ!]


「いやあ!」

『まだ学生ですので、そういう時間は作れません』


[そうですか、残念です。

今、世界中で、BL が流行しています]


[この勢いに乗って、差別のない社会の実現を訴えたかったのですが、]


プロデューサーは、苦虫を噛み潰したような表情だ。


「ふうん」ウェイインはランジャンを見て

「インタビューくらいなら、いいんじゃないか?」

『君がそう言うなら』


[ありがとうございます。

では、戻ってコンセプトを作成してみます。

また、連絡しますので、]

いそいそと帰って行った。


〈よかったの?〉ママが心配する。


「俺たちは、辛いことなんかないけど、もし、不幸せな人がいて、少しでも、役に立てるなら、」


『そうだな』

ママは笑顔で、〈じゃ、昼食にしましょう〉


『それにしても、どうやって、ここの住所が分かったんだろう』


〈その犯人は、あの人よ。きっと〉

ちょうど、パパが帰って来た。


《 I’m home!How was your day? 》


〈あなた、この子たちのプロフィールを作ってたでしょう。それで何かした?〉


《何があったんだ?》


・・・・・・・・


《それは申し訳なかった。ただ、雑誌のイケメンコンテストに応募してみただけなんだが、》


〈なぜ、そんなことを〉

呆れたように言うと、


《君たちが、イギリスでも、人気が出るかどうか、確かめたかっただけなんだ》


『それを確かめて、どうしようっていうの?』


《我が社のアンバサダーになってもらおうと…》

ママが睨んでいる。


ウェイインとランジャンは、無言で家を出た。


「きっと、ママにこってり絞られるな」

『いつものことだ』


「ママの首にあった傷、見たか?

見て見て、おんなじ所にあるだろ?」


ランジャンは、真っ赤になって、

『言うな!』

つづく






一日遅れの、ママの日!


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