インタビュアー:あなたたちは、仕事の時と、休憩の時、人格は、同じですか?違いますか?
dd『完全に違ってなければならない』
ggはどもって「でも、彼は、彼は時々…をする、だろう?」
gg「時々、彼は遅くまで起きてる。時々、寝るのが遅いんだ」
dd『そう、寝るのが遅い』
ddは、振り向いて、横を見た。
gg「年をとったら、早く寝るようになるかも」
dd『オーマイゴッド』
ddがオーマイゴッドと言った後、ggは振り向き、困惑した表情で、ddを見た。
ggはこんな感じ:俺は何か悪いこと言った?
なぜ、ddはオーマイゴッドと言ったのか?
gg「彼は、彼は時々…をする、だろう?」
gg「時々、彼は遅くまで起きてる。時々、寝るのが遅くなるんだ」
ggが、ddが寝るのが遅くなるのをそんなにはっきり知っているのは、なぜ?
dd『オーマイゴッド」
【えっ、青龍爆誕?】
『ちょっと、待って』
ランジャンは衛星電話で、ママに報告した。
・・・・(省略)・・・・
『これから、中に入ってみる』
『もし、今日中に帰らなかったら、捜索隊を出して』
「なんて言ってた?」
『森の中にいた連中は、昼前に戻ったそうだ。私のつけたマーキングで、帰れたらしい』
「そうか、俺たちが来た意味はあったんだな」
『ふふっ』
「なんだよ」
『君の喘ぎ声を、化けものが出たって思ってるみたいだった』
「俺だけじゃないぞ、お前の低い、唸り声の方が、化けものっぽいじゃないか」
ふふふ、はははと笑い合った。
ウェイインが石段を降りて行く。
ランジャンもすぐ後ろに続く。
「まるで、ピラミッドの内部みたいだ」
ウェイインがブルッと身震いして、
「やっぱり気温が低いな」
奥に、光が微かにさす場所がある。
丸い空間には、壁一面に壁画が描いてある。
「これは、龍か?」
『いや、ドラゴンだ。火を吹いて、人を殺している』
「こっちは、青龍だ。翼がないのに、空を泳いでいる」
『どちらも実在しない、幻獣だ』
急に頭の中で、キーンという、ノイズ音が鳴った。
すると、頭の中に直接語りかける声が聞こえる。
[扉を開いたのは、お前か?]
[選ばれし者が現れたか]
「何だ?新しいアトラクションか?」
突然、まばゆい光に包まれた。
目を開けると、光が当たる場所に、卵が現れた。
[私は千年龍。今、お前たちを得て、再誕できる]
その卵は割れ始め、ひなが顔を出した。
と同時に、また、まばゆい光が、、、
目を開けると、森の入り口に立っていた。
2人は、しばし、呆然と立ち尽くしていたが、
『ウェイイン、戻ろう』
「うん」
屋敷に戻ると、
〈あら、早いのね、ワープしてきたの?〉
ママが冗談で言っているのに、
『そうみたいだ』
真顔で言うので、ママはウェイインに視線を移した。
「あの森は摩訶不思議です。
見た事、聞いた事は全部、幻だったんでしょうか?」
『まるで、夢をみていたようだ』
「お前が遅くまで、寝かせてくれなかったからだ。だから、夢うつつだったんだ、きっと」
『君だって、何度も、』
「ああ、言うな!ママに聞こえるだろう」
『君の方が私を寝かせてくれなかったんじゃないか』
「しいぃ」
ランジャンが背負っていたバッグを下ろすと、ピイピイと鳴き声がする。
「やっぱり、夢じゃなかったんだ」
ランジャンもうなずいた。
ママが、バッグの中に手を入れた。
2人が『だめだ』「危ない」と止めたが、遅かった。
ランジャンが、『オーマイゴッド』と頭を抱えた。
ママは、その“生きもの”を両手でそっと取り出して、
〈なんの鳥かしら?〉
確かに、“龍のひな”だ。
ウェイインとランジャンは、顔を見合わせた。
〈まさか、巣から盗んだんじゃないわよね?〉
『違う、落ちてたんだ』
〈私が面倒みましょうか?〉
そう言って、ママは連れて行ってしまった。
『ママには、鳥に見えてるんだ』
「ママに本当の事を言わなくていいのか?」
『信じると思うか?』
「いや、大笑いするだけだろうな」
つづく
※濃い字は、大声で、
薄い字は、小声で、言ってます。
リズム4ゲーム!
笑ったり、笑われたり、
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