「現代版,忘羨」を書きます!
以前に書いた小話、数話を手直しして、
その後、続編を書こうと思います合格



三次創作小話「忘羨その後」現代版(1)


高校時代のさわやかな?お付き合いです
昭和のコントみたいに、仕上がってます気づき


❤️はい、俺が運びます。俺がやります!

💚とってもかわいいね〜

❤️(やめろ)なんだって?

💚(ランジャンがウェイインの真似をして)私が運びます。

ムカムカ

※動画は削除されました。




【君が、大好きだ!】



ここは、故蘇高校、剣道部のロッカールームです。


[はい、先生、僕がやります。僕がやりまあす]


金グアンヤオが、ウェイインを真似て、右手をまっすぐ挙げ、ぴょんぴょん跳ねながら言うと、周囲に大ウケしている。


それをかき消すかのような大声で、

『私はかわいいと思う』

とランジャンが言った。


また、バカにするような笑いがどっと起こった。


ドアの外で聞いていたウェイイン。

ぎゅっと握りしめた拳が、ぶるぶると震えている。


力まかせにドアを蹴って、

「今、言った奴、出て来い。勝負しよう」


金グアンヤオは、誰かの背中に隠れて、ほくそ笑んでいる。


ランジャンは立ち上がり、『悪かった』


[違う、ランジャンじゃない]

ホアイサンが止めようとするが、悔しさで怒りを抑えられないウェイイン。


ウェイインはランジャンを睨みつけ、

「道場へ来い」



2人の勝負は、決着がつかない。

そこへ、生徒たちをかき分けて入って来たのは、ラン先生だ。


〈君たちは、何をしている。2人とも、ついて来なさい〉と、一喝した。


とくとくと*説教され、ランジャンは、すっかりしょげている。

一方、ウェイインは、まだ、ぶうたれて*いる。


〈罰として、2人で、道場の床磨きをしなさい。

ピカピカになるまで〉


皆が帰った後、

2人は、黙々と床を磨いていたが、

ウェイインが大の字に寝転び、

「もうやめた。」


ランジャンは、丁寧に、磨き続けている。

ちらっと、ウェイインを見て、

『後は私がやる。帰っていい』


「お前さ、いつも俺をからかって、楽しいか?」

『…』


「お前、俺の前から、消えてくれよ」

『いやだ』


「俺が嫌いだから、ああいうことを言って、バカにしてるんだろ」


『本当にかわいいと思っている。君を傷つけたなら、すまない』


「ったく。男がかわいいとか言われて、うれしいと思うのか?」


涙声に聞こえ、ランジャンは驚いて、ウェイインの顔を見る。


『なぜ、泣くんだ?』


「なんだろうな。好きな奴に嫌われてるからかな。

じゃ、後はよろしくな」

立ち上がり、戸口に向かう。


『ダメだ、行くな。誤解してる』

ウェイインが振り返ると、


『私は、私は、、、君が大好きなんだ』


ウェイインは目を見開き、凍りついた。

ランジャンは一目散に逃げ出した。


(やっぱり、バカだな、あいつ。こういう時は、抱きしめるもんだろ)


「おーい、待てよ。待たないと、もう口聞かないぞ」


ウェイインはランジャンの背に抱きついた。

つづく


初々しい恋の、始めの一歩です歩く



*とくとくと…得意そうに、誇らしげに。

*ぶうたれる…愚痴や不満を言う。ぶつぶつ文句を言う。






撮影が始まったばかりの頃でしょうか。
二人の表情が初々しいですおねがい