投資のまわり道へのご訪問ありがとうございます!
あっついですね~。。
雨にも負けず、日差しにも負けず、
今日は投資の判断をするときにどのような情報を参考にすれば良いのかを考えていきます。
投資の判断材料には大きく分けて二種類あります。
「定量的情報」と「定性的情報」
この二つの情報、どちらが大事だと思いますか?
さらっと私の結論を言うと、絶対に「定性的情報」に焦点を当てるべき! です。
ではまず「定量的情報」と「定性的情報」、両者の違いをみてみます。
定量的情報とは数字であらわすことのできる情報です。
代表的なところでは、売上高であったり経常利益であったり、保有している固定資産額であったり借入金であったり。
これらの数字を組み合わせた様々な「経営指標」なんかも定量的情報になります。
一方、定性的情報とは数字であらわすことのできない情報です。
その会社のビジネスモデル、業界の慣習、流行、社風などなど・・・
定量的情報に比べて幅が広いですね。
何せ、数字にできない事柄すべてが定性的情報になりえるのですから。
さて、ここからが本題。
「定量的情報」と「定性的情報」のどちらが重要なの? というところ。
もちろんどちらも大事なんですよ。
それは分かっているのです。
それでも私はあえて主張したいのです。
「定性的情報」が大事です、と。
理由を書いていきますね。
定量的情報というのは数字で表示されるため、誰の目にもわかりやすく、比較したり加工したりするのが簡単だというメリットがあります。
しかし、これを投資に使うとなると、誰の目にも明らかなことはすぐに市場に反映されてしまうのです。
すなわち定性的情報を使って勝負するとなると、情報を手に入れるスピードの勝負になるということ。
情報のパイプが充実している機関投資家ならともかく、個人が情報のスピードで勝負するのは不利な勝負と言わざるを得ません。
さらにもう一つ、定量的情報には大きな問題があるのです。
それは「どの数字を使いますか?」という問題です。
定量的情報は定性的情報に比べればそのバリエーションは少なくなります。
とはいえ、数字にもたくさんの種類がありますよね。
企業の成長を見るときに売上高をみるのか、利益をみるのかで結果は変わってきます。
・・・そうなんです。
使用する数字を選ぶ際には結局のところ定性的情報を利用して判断しなくてはならないのです。
逆にいうと、いつも定量的な情報をもとに判断を下している人は、ここの部分をしっかりと考えなければなりません。
なぜその数字を使うのか?という問題に眼を瞑ってはいけません。
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ここまで定量的情報の悪口ばっかり書いてしまいました。
私が定性的情報を重視するのは、定量的情報に否定的だから、というだけではありません。
定量的情報にはとても大きな魅力と、ロマンがあるからです。笑
定量的情報は、数字で表すことのできない情報です。
世の中のほとんどは数字で表せないといっても過言ではないので、定性的情報は非常にバリエーションが多いです。
量が多すぎて、何を選べばいいかわからない。
比較がしにくい。
というのがデメリットになります。
しかし、裏を返せば決定的な基準がないため、適切な情報を選び出せれば、投資の成果につながるということです。
さすがの機関投資家も、あらゆる定性的情報を収集するなんてことはできません。
だからこそ、個人が市場で勝負していくには定性的情報で勝負するのがベターなのです。
定性的情報に強くなるためには普段から様々な情報に積極的に触れておく必要があり、
定量的情報を扱うよりも難しいし時間もかかると思います。
それでも、定性的情報を味方につけたときに得られる果実は、その努力に十二分に見合ったものになるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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