30歳になる直前、僕はピザ屋で働いていた。
あまり経歴に載せてませんが、実は半年だけ誰でも知っている大手宅配ピザチェーンで働いていたのです。
その時、都心の店舗に配属された僕は、店の原付バイクでオートロック付きの高級マンションの常連客に毎日のように配達に行ってた。
入り口でピンポン押すたびに、
「いーなー、こんなマンションにいつか住んでみたいなー。」
と思ってた。
帰るときに、名残惜しそうにマンションを遠巻きに眺めていたっけなぁ。
そんなことを考えているうちに、
どうやってもこんなマンションに住めそうもない自分に絶望して、入社3ヶ月で転職活動を始めた。
そして出会ったのが、IT業界の営業職だった。
今から思うと、ピザ屋の仕事は必要な通過点だったのかも知れないなぁ。
あれから、10年。
一つ目の会社を潰し、個人として独立してからも色々と浮き沈みを経験し、結婚後も妻の入院や子供と離れ離れの暮らしを経て、ようやく僕は、憧れのオートロック付きの高級マンションに住むことが出来るようになった。
先ほど、ふとクリス岡崎さんの著書「億万長者専門学校」のこんな一文を思い出した。
「成功するまで10年待てないようじゃ、成功するのはムリだよ。」
そうだったね、大変だったよ、本当にここまで来るのに。
だけど、その度にこの言葉を思い出して、
「絶対10年はどんなことがあっても続けてみせる!」
って心に誓ったんだ。
そんな僕から見ると、
「こんなに簡単に成功できますよ!」
とかいうキャッチコピーを見ると、溜息が出る。
だから何?
成功したいと決断した時も、
結婚すると決断した時も、
僕は
よーく考えて、メリットデメリットをよーく検討して、それでもリスクを承知で踏み込んできた。
だからこそ、苦労して手に入れることが出来た幸せは、とても重くとても価値のあるものだと感じることが出来る。
別に敢えて苦労を背負う必要はないけど、
例え辛くて苦しくても続けられることじゃなければ、うまくいかないんじゃないのかな?
目標達成には、表と裏の顔がある。
世の中には、大抵耳触りのいい言葉しか流通してないものだよ。
そして、うまくいってる人たちは、
意外と地味に地道に暮らしてるもんじゃないかね、実際。
とは言え、まだまだこれからも達成したいことは、山ほどある。
これからも益々努力していきたいな。
皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m
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