本日ご紹介するのは、
プロジェクトマネジメントの基礎をわかりやすくまとめたこの一冊です。
僕の立場としては、「マーケット調査」の一環で調べた際に、目に止まって読んだ経緯があります。
というのも、現在プロジェクトマネジメントに関するノウハウをまとめた冊子を作成中で、近い将来出版を検討してます。
どんな本が売れているのか?という観点でマーケット調査をした際に作成したマトリクスで、「分かりやすさ」「初心者向け」というカテゴリの中でピックアップした一冊です。
西村さんの著書は他にもすでに購入しており、ある程度レベル感が判定出来たのも、調査対象として選んだ理由でもあります。
少し前置きが長くなりましたが、プロジェクトマネジメントの基礎を学ぶという観点では、非常にわかりやすく良書だと思います。
または、見よう見まねで何となく会社から言われてプロジェクトマネジメントを手掛けて来たものの、改めてノウハウの整理をしたい方にも適していると思います。
そういう意味では、ウチの業界の殆どの方には、是非ご一読頂きたいですね。
なぜならば、この本でまとめてるノウハウを理解して、進めていると思えないプロジェクトばかりだからです。
恐らく少数の方は理解しているのでしょうが、「80:20の法則」で、IT業界の8割の方が出来ていないことが、キレイにわかりやすくまとめてあります。
少なくとも、リーダークラスの方には、全員読んで頂き、自己チェックをして頂きたいですね。
「こんなの知ってるよ」じゃなくて。
本当に出来てるのか?と、謙虚に考えて欲しいのです。
なぜならば、
もし、本当にみんなが認識していれば、もっと失敗プロジェクトは減るはずだから。
「知ること」と「できること」の隔たりを、理解して頂きたいのです。
本書では、SCMのプロジェクトがサンプルとなってますが、SCMの知識を持ってなくても理解出来ます。
プロジェクトの承認を得るところから、要件定義と設計を固めるところまで実施し、開発はRFPでベンダーにアウトソーシングするという前提になってます。
特に、プロジェクトの上流工程の進め方を学びたい方には、適しているでしょう。
それでは、いつも通り解説していきます。
上流工程についてはかなり網羅されてて申し分ないが、開発工程~導入までがサラッと書かれてるのが気になります…
プロジェクトマネジメントで本当に大変なのは、ここからでは無いか?と思うのですが、恐らく著者が経験したフェーズは上流工程中心で、開発ベンダーの目線はわからないためかも知れない。
それを割り切って読んで頂けるなら、非常にわかりやすく実践的なトリセツかと思います。
本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
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