皆さまは、転職したことがありますか?
転職って、良いことだと思いますか?
スキルアップするための転職とは?
なんか、転職エージェントみたいな言い回しですが(笑)、今日のテーマは、これです。
僕自身は、正社員としては3回、職業としては10くらいの職に関わったことがあります。
初めて転職を決意した時は、29歳でした。
本当に転職する必要はあるだろうか?と何度も迷った挙句、結果的にここを抜け出さないとこれ以上の自分にはなれないと判断し、決断しました。
でも、一生懸命決断して、一生懸命選んだ会社は、僅か半年で辞めることになります。
自分の見立てが甘かったせいですが、人事部のリップサービスに踊らされ、配属されたのも束の間、今で言うブラック企業のような働き方を強要され、こんなことを続けていては人生の時間の無駄だ、と思い、すぐさま辞める決断をしたのです。
その後は、IT業界に入り、営業職に就きました。
最初は結果が出ずに苦しかったですが、「絶対売れるためのノウハウを吸収する!」という固い決意で臨みましたので、すぐに辞めることは無く、半年過ぎた頃から徐々に結果が出始めました。
考え方が合わずメンバーを入れ替えたり、経営者として無知だったため、徐々にジリ貧となり、その後取引が打ち切られ終了。
失意のうちに6ヶ月ほど様々なアルバイトをしながら悶々と過ごすが、思い立って大手通信キャリアのプロジェクトへ参加。
英気を養いつつ、着々と経験を積み通信業界の第一線で活躍できるスキルを獲得。
その間、オフタイムでビジネス書評をブログで書きながら、それだけでは満足せずリアルの世界で読書会を主催しながら、人脈を広げる。
前述のプロジェクトでは、だんだん仕事のスタンスが合わなくなり、フリーランスとして再独立。
中小企業の経営者を中心に、ITコンサルティングやセミナーを開催。
色んなビジネスに誘われたり、色んな交流会勉強会や高額セミナーへ参加し、更に人脈を広げつつも、色々手を出しすぎてまたもや失敗。
妻との出会いから、半年で結婚、1年足らずで長女を授かる。
一旦身を落ち着けるため、別の通信キャリアのプロジェクトへ転向。
所属部署で高い評価を獲得し、海外向けプロジェクトマネージャーへ昇進。国際的にも通用する英語力とプロジェクトマネジメント力を獲得。
そして、二度目の起業。1期目を無事黒字で終える。
初めての転職からちょうど10年。
39歳になりました。
思えば、あの時に決断して試行錯誤を繰り返して来なければ、こんなスキルと経験を獲得出来なかったと思います。
アンソニーロビンスの言葉を思い出します。
「人は1年で達成できることを重視し、10年で達成できることを軽視する」
まさに10年プランで展開し続けて来たことで、他業種からの転職であるのにも関わらず、IT業界の第一線で活躍できるキャリア形成をし、20代の頃からの夢だった起業を2回も経験することができました。
僕がキャリアの節目で常に考えて来たことが、一つだけあります。
「なる前からできたように振る舞う」
これが、キャリアアップ、スキルアップのコツなのかな、と。
普通は、どうしても今の延長で考えがちです。
だから、ゆっくり少しずつしかスキルアップせず、リスクを恐れて現状維持を望めば、場合によっては頭打ちになります。
しかし、最初はキツいですが、「なりたい自分」に背伸びして、あたかもそれを達成できるかのように振る舞えば、夢が叶う。
目標達成の本に書いてある通りです。
僕は、経歴書にもFacebookなどのプロフィールにも、必ずこの原則を適用して来ました。
今できていることよりも、少し先に達成したいことを、あたかも既に達成しているかのように書いて、後で猛勉強して辻褄を合わせる。
これをずっとやって来たお陰で、10年でここまで来れました。
20代の前半からこれに気付いていれば、もっと人生が変わったのになぁ、と思いますが、これからもこのように10年プランで展開していけば、10年後の自分が到達できる未来のことを考えると、ワクワクしますね(^_^)
今回は僕自身の事例をご紹介しましたが、参考になりましたら幸いです。
ちなみに、12回も転職を経験した方が書いたこちらの書籍は、もっと参加になりますよ(^_^)
【書評】転職哲学―気分良くはたらくための考え方