【コラム】ITをもっと分かりやすくしたい! | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

IT業界のプロジェクトは技術の進歩やビジネス要求の変化に伴い、複雑化・複数同時進行型に変化しています。
そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。

皆様は、ITツールやパソコンを扱うのは得意ですか?


僕は、IT業界で働いてるので、当然扱いが得意なのですが、私見では、まだまだITツールは一般的に馴染みにくい部分が多いと感じています。




でも、それも当然の部分もあります。


我々IT業界の多くの人間が、わざと分かりづらくしている一面も否めないと思っています。



理由は、簡単。

一般的に分かりづらければ、我々のスキル価値が相対的に上がるから。



この考え方は、依然として業界に根付いているのを、
僕は感じます。


顧客を専門用語で煙に巻く、営業マンを見かけませんか?



元々、IT業界はバブリーな業界でした。
2003年頃までは、多くのIT長者が生まれ、
SEの稼働単価は、今の2倍位だった時代もあります。


その頃のやり方は、売上至上主義で、
必要以上にお客様の危機を煽ったり、
新しい技術への訴求を続けたため、
結果として「役に立たないシステム」が世の中に増えた。


そうするうちに、IT業界は垣根が高く、何となく「胡散臭い」ものになってしまった面は、否めないと僕は思います。



今、我々の業界も構造不況と言われていますが、
世の中の需要と供給のバランスがそうなったに過ぎない
部分もあると思います。


特に、今は情報社会のグローバル化によって、
「まやかし」は通用しない世の中になりつつある。

お客様がIT業界に対して、以前よりもシビアな目で評価しています。
日本の電子メーカーの勢いが落ちたのも、評価軸が変わったから。

競争は、国内ではなく、グローバル化したわけです。
iPhoneが売れたのも、単純に国内メーカーの製品に比べて使いやすかったから。


お客様が求めるレベルは、もはや「斬新」や「便利」なだけでなく、「使いやすい」ことが必須要件になっていると感じます。



ならば、僕はもっとITを分かりやすく、身近なものにすることによって、マーケットを広げていく方が、正解なのではないかと、考えました。



良さが分かれば、興味を持ちます。
興味を持つ人が増えれば、マーケットが広がり、我々にとってもビジネスチャンスが増える。

僕がいち早くiPhoneを買ったのも、良さが分かったから。



だから、僕は、ITをもっと分かりやすく、伝える仕事がしていきたい。

もっとITに馴染んで頂くお手伝いをしていきたいと、考えています。


今後のセミナーやサービスでは、そこをどれだけ実現出来るか、拘っていきたいと思います。

ニーズは、確実にあると思うから。



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