本日2015/7/8、USD/JPYでは
長期のサポートラインと短期のレジスタンスラインでの
攻防があり、なかなか面白い相場でした。
上の画像はUSD/JPYの1時間足です。
黄色の枠で囲まれているのが
今回振り返る相場です。
実際に見ていたのは11時くらいから15時くらいですが、
10時台の陰線がS1ラインとS2ラインで形成されたS-Zoneを
下抜こうとしましたが、長いヒゲをつけていますね。
11時台はS1ラインでサポートされており、
12時台にはS1ラインを下抜いてS2ラインで
サポートされています。
S-Zoneは昨日の23時台の最安値と、今日の午前1時台の最安値で
できたサポートラインなので、長期足レベルの強力なサポートラインに
なるんだろうな、とチャートを見たとき考えました。
そして実際に10時台から12時台にかけて
サポートされていますね。
本日の60秒バイナリーエントリーの材料は
この長期足レベルのサポートライン、サポートゾーンです。
で、今回は15分足では高値によるレジスタンスラインを
探すことはしませんでした。
あくまで流れを見るだけ。
注目したのは5分足です。
とりあえずパッと振り返ると、下落してきたレートが
S-Zone付近あるいは内側で行ったり来たりしているのが
見て分かりますね。
目線としては下なんですけど、長期足レベルの
強力なサポートゾーンがあるために、
レートがS-Zoneに差しかかってしっかりサポートされれば
その反発、つまり上方向のエントリーも考えられますね。
もしも下方向のエントリーを考えるのであれば、
短期レベルのレジスタンスライン、例えば図中であれば
R1ラインでしっかりレジスタンスされるのを確認したり、
あるいはレートがS-Zoneを完全に抜いた後、
下がったレートが再びS-Zoneまで戻ってきて
戻り売りが成立した場合に下向きのエントリーを
考えるのではないかと思います。
再び1時間足のチャートを見ると、
13時台の陰線の終値がS-Zoneを下抜いています。
S-Zoneはそれまでサポートゾーンとして
機能していましたが、13時台に抜かれたことによって
レジスタンスゾーンへと変わっています。
そのため、14時台の陽線はS-Zoneにヒゲをつけていますね。
15時台以降は下落していっています。
もしも、戻り売りのタイミングを計るのだとしたら
14時台ではないかと考えられます。
さて、今回は長期足レベルの強力なサポートライン、
サポートゾーンにレートが差しかかったパターンを
考える、という形になりました。
長期足レベルのサポートラインは
1分足や5分足、15分足といった
時間軸で抜いたとしても油断できません。
より長期的な時間軸、つまり1時間足や4時間足で
しっかりレートが抜いたかを確認して、
反発を狙った逆張りをするのか、
押し目買いや戻り売りといった順張りをするか、
というのを判断しないといけませんね。
ちなみに今回の相場の場合、
長期足サポートゾーンということから1時間足を基準に見れば
エントリーに対するイメージがしやすかったと思います。
相場では必ず意識されるレート(=ラインやゾーン)があります。
過去のチャートを見て、それが短期・中期・長期の
どのレベルであるかを判断することが大切だと思います。
そんなわけでまとめると、
長期足レベルの強力なラインでは
長期足の時間軸が抜いたかどうかで
相場の動きに対処していきましょう。
ということでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。