爪のコラムも3回目になりました。
抗がん剤によって爪にどんな副作用が起きてくるのか・・・
よくあるのは、変色、筋が入るなどです。これは2回目でお話しています。
今回は、それよりも少しひどい症状です。
まずは、爪甲剥離・・・そうこうはくりと言います。
爪は、本来一番下の層が、皮膚と密着していますが、それが先端の方から剥がれてくる症状です。
この写真の爪の先端が白くなっているのわかりますかね。
よく皆さん、爪の先が白くなってきた・・・とおっしゃいますが、これは白くなったのではなく爪が浮いてきているんですね。浮いた部分が白くなるんですよ。
だからそこに水がたまったりします。
これがすごく大変なことなんです。
この状態でしたら、まだ剥離しているだけですが、ここから緑膿菌の感染を起こしたり、様々なことが起きてきてしまいます。
そしてそれに加えて亀裂が入っている方などは、爪が先端から剥がれるということが起きてしまいます。
お薬によっては、そっくり爪が取れる・・・なんてこともあるようですが・・・
実は、このような症状は、抗がん剤治療が終わって2ヶ月くらい経ってから出てくることが多いです。
1回目のコラムにその辺のことは書きました。
では、どうしたらよいのか・・・
それは、次回4回目で書こうと思います。