抗がん剤の爪に対する副作用についてのコラムを書き始めました。
1回目のお話は、こちら☆
昨日は、なぜ抗がん剤を使用すると爪にいろいろな障害が起こるのか・・・ご説明しました。
では具体的にどんなことになるのでしょうか・・・
写真で説明していきます。
まずは変色
これはタキサン系の薬というよりは、乳がんでよく使用されるFECなどで起こりやすいと思います。
親指、人差し指などから黒く変色してくる方が多いですね。
前回ご説明した通り、爪は根元の爪母というところで抗がん剤の影響を受けますから、こうして根元から黒くなってきます。そしてこれが爪の伸びとともに、だんだんと上の方に広がっていきます。
もう一つよくある症状が筋が入るというもの
ちょうどこの筋のところが抗がん剤の影響を受けたところですね。
こうして何本か筋が入るのは、抗がん剤の回数ということになります。
一番右の指を見ると、爪が少し短いですよね。これは筋になった部分から先端が剥がれてしまった状態です。
筋というのは、ただ線が入っているのではなく、下の写真のように、そこが少しはがれかかっている場合もあります。
この下の写真の親指の筋は、はがれるものではありません。
その辺の判断はご自分では難しいかもしれませんが・・・
このあたりの症状はまだ、マニキュアなどで隠せば隠せる範囲のものですね。
もう少し、症状がひどくなってしまったものは・・・また次回に・・・