今日は昭和の日です。
昭和の小学校で育ち
教師として平成を駆け抜け
そして、令和、母校に帰ってきました。
最後に努めた学校が母校という巡り合わせに感謝しています。
母校の校舎は昔と変わっていません。
でも、子供たちも、子供たちを取り巻く環境も大きく変わりました。
時代は変わりました。
世の中の常識も人々の考え方も価値観も変わりました。
その変化に戸惑いながらも、時代に合わせた教育を日々模索してきました。
日本経済新聞に「今年は昭和99年、サヨナラ古き良き日本 世界32位から逆襲」という記事がありました。
今年は昭和99年なんですね。根っこが昭和の自分には、そのフレーズにノスタルジーを感じます。
昭和の旧弊は変えなければいけません。
学校も働き改革を推進し、旧弊を一掃しようとしています。
教育の方法も見直しを図っています。昔のやり方は通用しません。
しかし、時代が変わっても、変えてはいけないものがあると思います。
「変えていいもの」と「変えてはいけないもの」をしっかりと見極めなければいけません。
何を変え、何を残すかに私たちの勇気と理念が問われています。
老兵かく語りき
過去の全てが悪ではなく、全てを否定するのではなく、残さなければならない大切なものは、その方法や表現を変えながら守り続けていきたい。