教育の両輪は授業と学校行事です | きみが輝く時

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コロナ禍の3年間は、終わりの見えない新型コロナとの戦いに誰もが疲れ、苦しみました。大変苦しい3年間でしたが、学校行事のあり方を改めて考える機会にもなりました。 

 

安倍首相の政治的判断で、2020年3月3日から学校は臨時休業となりました。4月7日には、緊急事態宣言が発令され、学校が再開されたのは6月1日でした。 

 

学校再開後、全国的に学校行事が中止や縮小されました。この年、私は市のガイドラインをできる限り拡大解釈し、学校行事を可能な限り行いました。 でも、やはり十分ではなかったと思います。当時の高学年には、達成感や満足感を十分感じさせてあげることができなかったと思っています。もっともっとリーダーシッ プを発揮する場面をあの子たちに与えてあげたかったです。 

 

2020 年度を終えたとき、学校行事の役割の大きさを改めて実感しました。そして、 学校教育の両輪は授業と学校行事であると確信しました。学校行事は、単なる思い出づくりのための催しではありません。また、ご来校いただいた皆さんに楽しんでいただくことを目的としたイベントでもありません。学校行事は、集団の所属感や連帯感を育て、日頃の学校生活以上に子供たちを成長させることができる教育活動です。 

 

また、学校行事は、子供たちの学校生活での大きな楽しみであり、学校に行きたいと思う大きな理由の一つになっています。 

 

2021年度の全国学力・学習状況調査でのアンケートで「学校に行くのが楽しいと思 うか」の問いに「そう思う」と答えたのは、小6で 48%、中3で 43.4%でした。この 質問で肯定的な回答が50%を切ったのは、調査開始以来、初めてのことでした。 

 

コロナ禍で、多くの学校行事がなくなった 2020 年度の翌年のアンケートであることを考えると学校行事の中止・縮小」がこの結果に大きく関係したと推察できます。

 

教育の両輪は授業と学校行事です。学校行事を通して、集団の所属感や連帯感を育て、一人一人の子供たちが成長できるようになってほしいです。