ノーベル平和賞の週末も終わりました。
今年の受賞者、劉暁波氏の著作は全く読んだことはなかったのですが、
読み上げられた劉暁波氏の最後の陳述、「私に敵はいない」が
あまりにも内容が濃く、深く思考された言葉に感動
(c)VOA美国之音
劉暁波氏の最後の陳述を一貫する、
憎しみ、敵意などの
ネガティブな感情を完全に手放す、
という高貴な心のあり方に、心から敬意を表さないではいられません。
でも、それが心の知恵であり、人間的なあり方であることに、
私は強く共感します。
そして、信念と高い精神に紡がれた言葉が、
こうして世界中の人々に、希望を届ける力を持つことに、
これからの世の中を楽観的にみることができます。
そして、この「私に敵はいない」の最後のくだりで、
劉暁波氏が今回の受賞に際し、奥さまにあてた、
深い深い愛情に満ちたメッセージに、
心を動かされない人は、いないのではないでしょうか。
このようにすばらしい言葉には、
すばらしい邦訳がつくものなのですね。
日本語はこちらでお読みいただけます
チベットNOW@ルンタ:
劉暁波氏の最後の陳述「私に敵はいない」、日本語全訳
私のように涙もろい方は・・・
途中、愛妻へのメッセージに差し掛かった際は、
どうかハンカチをお忘れなく！
ちなみに式典の様子は動画（英語）でもご覧になれます。
スピーチまでの前置きが一時間ほどもあり、
席も空ですが・・・やはり妻へのメッセージのあたりは、
涙を拭う人の姿も見られます。 こちら
人を育て、癒し、高めてくれるのは、
人の心から生まれる愛以外にない、
それを改めて教えてくれた劉暁波氏に
心から感謝と敬意を贈りたいと思います
（スタンディングオベーション、そして深礼）
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