もしも山の頂上でフレンチのフルコースが食べれるとしたら!?

まぁ…
そんな夢のような事が不可能ではないとして、ボクは一つだけその方法を知っている。
それは肥後橋のフレンチgodailleの松山シェフにお願いすること…

この店に入ると松山シェフがいつもお勧めしてくる謎の商品があった。
その名も"ピクニック"というらしい。
なんでもフレンチフルコースをテイクアウトして近く靱公園なんかで青空レストランが楽しめるということらしい。
今までは華麗にスルーしてきたが、緊急事態宣言発令中ということで、遂に"ピクニック"を注文してしまった。

前日までに予約して約束の時間にお伺いして袋詰めされた料理を受け取る。
中にはタッパに入った料理が詰まってる。
これだとフルコース感は全くないのでお皿に盛り付けてみる。

むむむ…
これはこれでフルコース感はないのだけれど、見たことのない変わった弁当が出来上がった。
ぱっと見でなにが何やらわからないかれど、松山シェフの手書きメニューが入ってた。
それによると本格的なフランス料理を七品用意してくれたみたいだ。

①みかんのポタージュスープ
②シメジと塩キャベツと鶏肉ローストのサンドイッチ
③パルメザンチーズと黒胡椒のラスク

④サワラのソテーとキャベツと菜花のソテー添え
⑤チーズを包んだキノコと鶏肉のムースの砂肝とレバーとキノコソテー添え
⑥ポークばら肉のトマトソースフレッシュポテト添え
⑦海老とムール貝のローストサラダ仕立て

普通にサンドイッチが美味しかったように思う。
もし山に持ってくならサンドイッチ多めの方がいいかも…

松山シェフが得意な豪快な肉料理もこれはこれで美味しいのだけど、時間が経って冷めてしまったのが残念だ。
山で食べる時は温め直す必要があるな。

ボクはゴダーユで数え切れないくらいの肉料理を頂いたけど鳥のムースは初めてだった。
このぷにゅぷにゅ食感はボーダーラインギリギリだろう。
松山シェフらしいちょっと奇妙な味がした。

フルコースの割には思ったよりコンパクトだったのでボクのザックに入ると思う。
これを山のてっぺんまで持って上がって食べるとして問題は一つ!

どうやったら山の上でフレンチのフルコース感が出せるんだろうか!?

まぁ…
2人前たったの3,000円なのであまり深く考えずにチャレンジしてみよかな。