M先生にお世話になってから、ほぼ毎回薬が変わりました。


と言っても、元々、服用している量が少ないので

(4種類位で1日12錠前後。少ない方ですよね??)


多くても半分が入れ替わるくらいの変化でした。


また、薬の種類は変わらなくても、部分的に増減したり。

処方箋が毎回変わるのが、楽しみでした。


そして診察では、たいていこう聞かれます。


「前回と前々回の薬、どっちがよかった?」

  又は

「前回初めて入れた薬は、あった方がいい?ない方がいい?」


など、ハッキリとした短い言葉の二択です。


心療内科では、ほとんどの患者さんは頭がボーッとしているので、

短く分かりやすく質問するのが基本なのでしょう。


※二択の質問がいいという意味ではなく、

「調子はどうですか?」といった質問で、患者に自分で話をさせて、

そこから病状を判断するのは必須だと思います


他の人は知りませんが、正直、私はいろんな薬をのみ続けて、

「これは効く!」なんて、実感したことはほとんどありませんでした。


言われればなんとなく気分がいいかな、くらいでした。


それなのに副作用ばかりが強く出るんです。


意味が分からず涙が出ましたね。



先ほどの二択ですが、私は昔からアンケートなどで

[分からない・どちらでもない]を選ばない人間でした。


なんとなくではありますが、無理にでもどちらかを選んで答えていましたね。


私の答えを元に、また処方箋が書かれます。



その繰り返し。

「薬を変えましょう!」



そう言われ、転院初日にもらった処方箋を見て、ビックリ!


今まで飲んでいた薬の半分が入れ替わってる(+o+)


今まで飲んでたのは、やっぱりダメだったってこと???



念のため、何か体に異常が現れたらすぐに電話するように念をおされ、


1週間後また来るように言われます。



これで治るかもしれない!


期待しながら新しい薬の服用を始めた私でした。


市内で一番有名な先生に、文字通りサジを投げられる形で転院した私は、

紹介された心療内科への通院を始めました。


新しい主治医(以下、M先生とします)もとてもおだやかな人でした。


精神科医っていうのは、みんなおだやかな人なんだな


初回の診察は、紹介状の確認を含め30分くらい。


確認といっても、経過を自分の言葉で話させられた感じ。


紹介状というものは、初診時のことから書いてあるらしく、


今と病状が違っていたり、先生が気になった点は再確認されました。



ひと通り確認が終わったころ。


よし。初めだから言ってみよう。


「ずっと同じ薬を飲んでいて、効いていないようなのですが、

変えてもらえませんか?」


「変えましょう!」


M先生は驚くほど大声でした。


多分、とっくに判断されていたんでしょう。


話の分かる先生でよかった。


ようやく、すこし希望が見え始めます。。