そんな娘ちゃんが不登校になりはじめたきっかけは、小学五年生の夏休み。


クラス違いのお友達含め
6人でお友達の家で遊んでいたときのこと。



娘ちゃんがお手洗いに行き
スッキリして扉をあけようと思ったら



開かない…



なんであかない??




え、こわい



助けて…!!




閉じ込められたみたいです。



しばらくすると扉はあいたそうですが




お友達は誰もいません。



別の部屋に逃げて隠れたようで



娘ちゃんは何が起きたのか?放心状態。




でもすぐに、怖さや悲しみが押し寄せてきて
泣いて帰宅をしました。




そのとき私は仕事をしていて


泣きながら電話してきた娘ちゃんの話を
聞いてあげることしかできず
すぐに飛んで行って抱き締めてあげることができませんでした。



辛かった…



帰ってから話を聞いて


どうやらお友達は『ドッキリ』のつもりで
閉じ込めたことがわかった。



『ドッキリ』ってなんだよ!!と
私は心の中でフツフツと怒りが込み上げてきて
どうしてやろうかとずっと考えていた。



そんな私をみて
娘ちゃんは『なにもしなくていい』と私に言った。


子供同士のことに
どこまで親が口を出していいのか
その当時はとても悩み、娘ちゃんの言う通りにした。



ちなみに、謝ってきたのは二人。


他の三人は『は、意味わかんない?』と悪びれた様子もない。



娘ちゃんはその日を境に
お友達と遊ぶことを少しためらいはじめた。





つづく