にわとりを絞める。 | 野良り食楽りな日々

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のらりくらりと野良仕事。感謝しながら楽しく食べて笑って生きる!無肥料、無農薬の作物の様子、日々の出来事などを気ままに記します。

捕まえた後は、猿吉農園さんで絞めて解体させて頂きました。

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絞め方、解体を教えてくれる佐藤さん(中央)両脇は猿吉農園さん夫妻。

ニワトリの絞め方は2種類あるそうです。
1、頸椎をはずし、逆さにして首の所に血を溜めてから首を切り血を抜
  く。
2、左右の頸動脈を切り、心臓が動いている状態で逆  さにして血を抜く方法。

鳥も豚も牛も、どんなものでもお肉を美味しく頂くには、心臓が動いたままで血を抜くのが良いそうです。
なので美味しく頂く為に、今回は、頸動脈を切り、心臓が動いている状態で血を抜き、最後に心臓が止まり命を絶えさせる。と言う方法で行ないました。

最初に佐藤さんが片手での鶏の持ち方、頸動脈の位置、ナイフの入れ方、血の抜き方、毛の抜き方など一連の行程を実際に見せて下さいました。

頸動脈を切る前に、佐藤さんから、「残酷だと思うかもしれないが、みんなが食べているお肉は必ずこうして誰かの手が入っているのを忘れないでください」とおっしゃっていました。

学生さん達は10人で5羽でしたので、やってみたいと思う子が体験しました。
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頸動脈を切ったら、暴れないように素早く缶に頭を入れ血を抜き、息絶えるまで数分待つ。血は土の中に染み込んでいきます。
しっかり足を掴んで頭を入れておかないと、突然羽をバタバタと暴れ出したりするので血が飛び散り大変な事になる。
みんなで息を飲みながら見る。

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お母さんに借りて来てきました。と真っ白なフリフリの割烹着姿が微笑ましい彼も挑戦。
頸動脈が見当たらなかったり、切り方が浅かったりすると何回も切り、鶏さんを苦しめるので、素早く一気にしてあげたいものですが、なかなか深く切れない、、、
最後は佐藤さんに切って頂きましたが、よく頑張りました。

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可愛らしい女子まで自ら進んで体験しました。彼女の白くて細い華奢な指では、くちばしを押さえる力が弱かったのか、何回も首を掴み直したり、頸動脈を探したりしているうちに鶏がぐったりしてしまった。死んでしまったのか?頸動脈は佐藤さんに切ってもらいましたが、その後缶に頭を入れ血を抜き始めたら、暴れ出しました。気を失っただけだったのか?彼女も息絶えるまでしっかり待っています。
見ていた姉は、切る時に暴れないから、このやり方がいいね~!と言っていたが、故意にするとなったら難しそう。

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学生さん達が終わり、最後は私です。みんなのを見ていたので、しっかりと持って切るようにと頑張りました。
両方の羽とくちばしを片手で掴むのがなかなか難しいが、どうにか持てました。

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頸動脈を一気にいきたいところですが、刃を入れる強さ加減が難しかったです。
暴れずには済みましたが、もう少し素早くしてあげたいと思いました。

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バタバタと暴れないように素早く頭を入れ込み、足をしっかり持って血を抜きながら息絶えるのを待ちます。

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息絶えました。命をありがとう。

姉から借りた割烹着。やっぱり割烹着って実用的で素晴らしい~。
姉様、同じの作って~♪(*^ ・^)ノ⌒☆

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大きな寸胴にお湯を沸かし、70度の温度に足を広げながら全体にお湯が行き渡るようにぐるぐる回しながら数分浸けます。結構熱いけど我慢我慢。
長い時間や熱い温度だとゆで鳥になってしまうので注意だそうです。

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スイスイ毛が抜けます。
毛を抜く時に首の切り口を見たら、切り口の長さが短かった感じ。
なかなか難しい。
刃の入れ方、強さ加減が慣れるまで難しい。

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毛を抜いた後に外し取った鶏の頭を、彼らは手に取って一生懸命見ています。
好奇心旺盛で感性豊かな学生さん達です。

次の日の授業では、この鶏の頭を茹でて、解体してみる。という授業だったそうです。

渡辺さんのブログに授業の様子が載っています。
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20120216/1329396382 

これから七羽の解体です。
また次で、、、