レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人 | ほんとこばなし

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わたしと本とこどもたちのはなし

こんばんはニコ
急に涼しくなって、みんな寒い寒いと言うので、今日は頑張って布団を出しました。
カバーはきれいだけど、布団本体は丸洗いとかできてないんだけど、大丈夫かしら。

この間、レオ・レオニシリーズのボウルをカルピス買ったおまけにもらったよ!という話を書いたのですが、少し前にレオ・レオニ関係の本を読んだので、感想をば。
ちなみに購入本ではなく、図書館で目に入ってほぼジャケ借り(笑)してきたものです。
一般書の美術・芸術コーナーに刺さってました。専門書ではないと思う。

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さらーっと読みました。

まだ読書リハビリ中の身としては少し読みづらかったかなという印象。

美術関係のお仕事をされている著者が、レオとその作品と直接交流することを通して、見たこと感じたことをまとめています。

レオ・レオニに対する大きな敬意と感動は感じられるんだけど、じゃあレオ・レオニのどの辺がすごいのか、彼の人生がどうなのかということがわかる本かと言われれば微妙。

作中に登場するレオ・レオニ自伝を読みたいところだけど、そちらはもしやまだ翻訳されてないのかな?

合間に、代表作とそれを描いたときのレオの環境を説明する箇所もあって、その辺はライトな内容で読みやすいです。

スイミーの解釈は間違ってなかった!

てか、スイミー読んで「みんなで力を合わせれば何でもできる☆」なんて思う人いる!?

あ、でも、うちの子たち思いそう(笑)

 

 


読んでみて、レオ・レオニがとんでもない芸術エリートであることはよくわかりました。

もちろんあの時代を生きた人なので、苦労はしているんだけど、着実に実績を積み上げていって(最初はアートディレクターをしていたはず)アメリカで大成功を収め、絵本作家になっても大成功。

『はらぺこあおむし』のエリック・カールの絵本の才能を見出したのもこの人らしい。

「大人になったら芸術家になるというのは子供のときから、不自然な願いではなかった」というような内容が書いてあって(うろ覚え)この人すごいわーと思った。

環境的に芸術に触れられる機会が多かったのもあるんだろうけど。

『フレデリック』も、フレデリックにレオ・レオニが投影されているのだとすると、普通に労働したり学問を修めたりするのと同等に、芸術の世界に生きることが存在していて、それって結構すごい世界だと思う。

平等って口にはできるけど、現実的には見えない壁の気配はあるしね。


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あと、ワークショップの内容が紹介されてるんだけど、これがとっても楽しそう!

レオが絵本を子どもたちと一緒に作るんだけど、子どもの案に「それじゃ話が急展開すぎるよ」とか「ぼくの質問に答えて無い」とか言ってみたりして(笑)、でも褒めるところはしっかり褒めて、何このおじーちゃんかわいいハート

私も参加してみたいなぁ。


レオ・レオニ自身が執筆した自伝の日本語版があったら読んでみたいなぁ。