賢い女が好き | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

管理会社の担当者は翌日になっても連絡をよこさない。



ゆとり世代なのかもしれないけど、顧客の生活という基盤が成り立ってこその不動産業だと思うのよ。



ましてや僕は建設業の職人さんですからね。



お前が契約を取らなくても他のやつが契約を取れば世界は前に進むけれども、お前が動かなきゃうちのお風呂はお湯が出ないんだよ。



パワハラはよろしくないけど、他人の心の痛みがわからないやつはぶん殴らないと理解出来ないんだろな。



優先順位が資本主義ってやつはバカなんだよ。



そういうやつが景気が悪いだ戦争はよくないとかほざくんだろ。



世界がおかしくなってるのはお前のせいだよ。



お風呂に入れないは刑務所以下だからな。



そんなクレームを入れる暇もなく、キャリアアップシステムの申請に不備があったとメールが届いたわけさ。



サイトにログインすることになったけど、IDとパスワードがわからんのよ。



パスワードは間違えたらロックしちまうしさ。



請求書も書かないといけない、確定申告もやらないといけない、お風呂はお湯が出ない。




発狂しそうになりながらパスワードの再発行の手続きをすることに。



IDはメールで送られて来たが、これは申請用の仮IDみたいで、説明文が難しくてよくわからない。



メールのURLからサイトに入ったらIDの書いてあるメールには戻れなくなり、紙に手書きで写して再度挑戦するもエラーが出てあっちこっちとサイト内でたらい回しになったのだ。




仕方なく相談窓口に電話をした。



担当の女性がマジ神だった。



優しく丁寧で頭の回転が早い。



喋り方も品があるし、最後まで諦めずに説明してくれた。



そんで訂正して申請を完了することが出来た。



担当の女性に心から感謝を伝えると、そこまで感謝されることに驚いたのか、コンマ何秒かの素の喜び方にも愛嬌があって可愛かった。



賢さとは単に勉強が出来ることではなく、優しさと愛嬌だと思った。




それに比べて管理会社のクソ野郎は湯冷めして風邪を引けばいいと思う。



男は頼りにならない。