厄年の生存戦略 | 天狗と河童の妖怪漫才

天狗と河童の妖怪漫才

妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

半年前から左足の踵寄りの土踏まずが痛いのですよ。



土踏まず寄りの踵かもしれません(´TωT`)



最初に痛みを感じた時はトゲでも刺さっているのかな?と。



僕は建設業で働いていますので感覚が麻痺している部分はあります。



釘を踏んで足の甲まで突き抜けたなんて話を聞いたことがあるくらいですからね。



釘が足を突き抜けたことよりも、金属の錆びが体内に入ると破傷風になることの方が問題で、患部をハンマーでひたすら叩いて錆びを出すように教わるわけです。



山賊みたいな知恵ですよ。



今の時代は靴の中に頑丈な中敷きを入れて保護する対策がありますけどね。



そういう野蛮な時代の名残みたいな風潮は確かに昔はあったんですよ。



年配の職人さんは指が折れてても病院に行かないから指が曲がったままくっついてるジジイとか多いですし、それが“あるある”みたいなね。



なぜそうなるか?というと職人は基本的に日給月給なので仕事を休んで病院に行くと給料が減るからだと思うんです。



それに現場を離れると他の職人に迷惑をかけたり、責任感やら物理的に代わりがいなくて休めないとかね。



痛みに強い人って弱音を吐く人にマウントを取る傾向があるじゃないですか?



例えば子供が転んで膝を擦りむいて泣いていても親が「痛くない!」って言う感覚ですかね。



親も子供の頃に散々転んで膝を擦りむいた経験から死にはしないと学習しているから早く泣き止むように子供に我慢を教えているんだと思います。




物理的な肉体の痛みと精神的な心の痛みがあるわけで、もちろん時間が経てば自然に回復したり痛みを忘れるという機能を人間は持っていますけどね。



で、半年前から左足の痛みが回復してないわけですよ。



痛みが激しい時は軽く足をびっこひく?感じになるわけです。



自分で足の裏を触るとピンポイントで痛む箇所があるわけ。



他はどんなに強く押しても痛くないのに、そこだけは押すと激痛みたいな。



厄年だし病院に行こうと。



夜勤なのが幸いで昼間の病院には行けるからね。



ただ、夜勤というのは生活習慣は乱れますから、ハゲにはよろしくないんですよ。



夜の22時から3時まではハゲを治す時間らしくて本当は寝ないとダメなんです。



厄年でハゲが加速するのかもしれません。




近所の整形外科でレントゲンを撮って先生から骨に異常はなく、トゲとか入ってるわけでもないと。



筋か腱を痛めているのかもしれないと。



どうしても気になるならMRIで調べるしかないですねと。



電気治療とマッサージをしましょうと。



僕の感覚からすると電気を流してもあまり意味がないように思えたわけ。



シックスパッドの電気刺激の理屈だと患部の付近にある筋肉を育てることでガードするのかな?と。



で、マッサージはなくて土踏まずに柔らかい綿みたいなのを巻くように説明されたのね。




体重がかかる時に足裏の弓状の筋が広がるらしくて、その負担が患部に出てると。



土踏まずに柔らかい綿を詰めることで、それが先に地面に接地するから痛みは和らぐと。



なるほど。



半年前から急に痛くなった原因もなんとなく分かった。



たぶん、太り過ぎた。



実は10キロ近く太ったのよね(笑)



僕以外にも足の裏に電気を流してる女の人がいるんだけど、全員もれなく太ってるのよ(笑)




先生も罪な男だよ。



多様性と不健康は違うからね。



厄年を生き抜くには痛みに耐えるのではなく食欲を我慢するしかない。