七五三も無事に終わりましてね。
甥っ子はドテラみたいな着物を着てましたけど、それが3才の男の子が着るやつなのかな?
5才は羽織袴みたいなの着るでしょ。
ビデオカメラを回してただけで筋肉痛ですからね。
手ブレしないようにずっと固定してたから腕に力が入ってたのかな。
こういうことにも参加させて貰うと社会勉強になるから兄貴には感謝だね。
今は晩婚だから親の世代も僕と同世代の人も多かった。
甥っ子にせがまれて抱っこしたけど、やっぱ猫とは勝手が違うな(笑)
それから家族で食事会をすることになってて、兄貴が予約してた和食屋さんに行ったわけです。
そんで兄貴からの無茶振りで僕が乾杯の音頭をとることになった。
その前の兄貴の喋りも堅いし内容も真面目だからやりにくいわけ。
身内だから照れもあるし、慣れないことをやるから緊張するわけ。
何事も準備が必要で、開けたことのない引き出しは場所がわからないわけよ。
これまでの法事とかは親戚の叔父さんとかが乾杯の音頭をとってたから何を言ってたかを必死に思い出してさ。
「くん(甥っ子)の健やかなる成長と、家(僕んち)の益々の発展を祝して、乾杯!」って、やったわけですよ。
若干、声がうわずってましたけどね(笑)
声量のチューニングもわからんからね(笑)
そしたら家族から誉められてね(笑)
誉められたら誉められたで手が震えそうになるわけ(笑)
頭のどっかで、失敗したら怒られるんじゃねえか?って思ってるからなのか、緊張したな。
父親からも、そういうのが言えるってことは慣れてるなって言われたけど、基本的に酒は飲まないから乾杯慣れはしてないからね。
こういう真面目に喋る筋肉も鍛えていかないと社会人としてはダメなんだろな。
いや~自分の嫁がいないってのは心細いわ。
失敗してもフォローなり前向きなツッコミ役がいないのは不安だわ。
今まではそれを自分がやってた側だから、その役割がいないと常に100点を狙うしかないのはキツいよ。
そうか、長男長女は家族向けのスピーチも用意してなきゃいけないんだな。
今回みたいに瞬発力だけでごまかす感じだと母親から次はダメ出しされると思う。
季節のことを盛り込めとか言い出すぞ、あいつは(笑)
場数が足りてないのは仕方ない。
家族に緊張するのもどーかしてると思うけど。
母親って生き物はしゃしゃり出てくるからやっかいなんだよ。
私ならこうする、みたいなさ。
家族にもマウンティングを仕掛けてくるからな。
それはいいとしても、母親から名前を絶叫されると、なぜか思考停止に陥るじゃないですか、あれが嫌なのよ。
あの声が西遊記の悟空(猿)が頭につけてる輪っかみたいな役割をしてるわけ。
母親からガチで獣が吠えるように名前を呼ばれると、ビクンって全身が硬直するわけ。
あれが昔からほんとに嫌なの。
甥っ子が叱られてるときの表情とか見てると凄いその気持ちが良く分かる。
兄嫁はまだ声のトーンが柔らかいけど、叱るときの声のトーンあるじゃんか。
僕の前だから兄嫁もまだ柔らかいのかもしれないけどね。
甥っ子が数字のパズルをやってて、そこには動物の絵が描いてあるのよ。
それで、甥っ子に「これはなぁに?」って聞くと『これはねえ、ゾウさん、パオー』って答えてくれるわけ。
それを甥っ子とやってて、カバとか羊とかライオンとか全部正解するわけね。
でね、イラストが微妙なやつがあって、二つとも似てるわけですよ。
「これは?」
『キツネさん、こんこん』
「じゃあ、これは?」
『キツネさん、こんこん』
大人が考えるとイラストにキツネだけ二匹いるのは不自然に思うけど、子供は素直にそう思うからね。
で、「キツネさんは、なんで二匹いるのかなぁ?」って甥っ子に聞いたのよ。
そしたら甥っ子がさ、ちょっと悩んでから僕の目を見つめながら「じゃあママに聞いてみようっか!」って言うのよ。
頼りない叔父さんでごめんよって思ったね。
2才児でも困ってる相手がいたらママに聞いてきてあげるってほんと優しい男の子だよ。
パズルの板を持ってトコトコしてたら兄嫁が来ましてね。
「ちゃん、これは?」
「キツネさん」
「ちゃん、これは?」
「キツネさん」
「違うでしょ!よぉ~く見てごらん、キツネさんとぉ違うでしょ?」
「んーー……キツネさん?」
「違うよ、ちゃん、良く見て、お耳が違うでしょ?こっちはキツネさん、こっちは違うでしょ?」
「キツネさん…(涙目)」
「こっちは【リス】さんでしょ!!」
(わかるかーっ!!)
※僕の心の声
「キツネさんのお耳は三角で、リスさんのお耳は丸いでしょ」
(いや、それ、今まで生きてきて考えたことなかったわ、イラストのサイズが同じだから区別がつかないけど、実物ならキツネとリスは大きさが違うから間違わないからね)
「リスさん」
「はい、よく出来ましたぁ♪じゃあちゃん、っちゃん叔父さんにも教えてあげよっか!」
「っちゃんおじさん、こっちはキツネさんで、こっちはリスさんだって」
「教えてくれて、ありがとう!」
(このパズル作った会社が依頼したイラストレーター呼んでこいや!リスなら最初からクルミでも持たせるか、ほっぺた膨らませとけや、うちの甥っ子がおたくさんのせいでえらい恥かかされとんねん、キツネとリスの区別くらいちゃんとつけんかいこら、キツネとリスだけでこんなんやったらチップとデールの区別もようつかへんのとちゃうか?リスなら前歯を出さんかい!!)
耳の形が違うとは意識したことなかったからね。
それで言うと、アンパンマンのキャラクターの中に僕の知らないやつがいるのよ。
青いドキンちゃんがいるんですよ。
最初に見たときは、あれ?中国製なのかな?と思ったんだけど、どうも本当にいるらしいのよ。
メロンパンナちゃんは知ってるし、ロールパンナお姉ちゃんまでは知ってるからね。
これはメロンパンとロールパンだから、元ネタがわかるじゃん。
バイキンマンもバイ菌なのは分かるけど、ドキンちゃんってバイキンマンのメスみたいな、なんとなく受け入れてたけどね。
食パンマンに恋してるのも敵対関係としては面白いからさ。
青いドキンちゃん、いつからいたの?って思うわけ。
名前がさ、どういう意味があるんだか知らないけど、コキンちゃんっていう名前らしいの。
おむすびマンよりも完全にメジャーな存在になってるわけ。
おにぎりマンだったかな?くらい懐かしいけど、僕が幼稚園生だった頃にいたキャラだから30年くらい前からいるのに、コキンちゃんのが人気あるみたい。
独身の男はコキンちゃんを知りません。
独身の男は手コキンちゃんですけどね(笑)
ときどき手マンちゃん。