スカッとジャパン | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

タイトルこれで合ってるのかな?(^^;)



昨日テレビで見た番組なんですけどね。



僕の感想としては、はぁぁぁぁぁああ?って、なったんですよ。



全然1ミリもスカッとしなかったんですよ。



これの何がジャパンなんだと。



まず知らない人に番組内容を説明しますと、スカッとした話なんですね。



例えるなら、昔話に出てくるような意地悪じいさんって、最後には必ずバチが当たってスカッとするみたいな。



そういう感じで日常の出来事であったりとか、スカッとした体験談を視聴者から投稿されたものを再現VTRで紹介している番組なんですよ。



ここまでは、わかるじゃないですか。



スカッとって言い方はテレビ的な表現ですけど、実際の感情としては「ざまあみろォォォ~!!」っていう本質的な道徳観とはちょっと違う快感ですけどね。



僕が見たのは蛭子能収が出てるやつだったんですよ。



蛭子さんが迷惑な客の役で再現VTRに出てたんですね。



これが、何に対してスカッとするのか納得できなかったわけです。



基本的な仕組みとしては、イラッとする何かに対して緩和するからスカッとするわけですよ。



笑いでいう、緊張と緩和みたいなね。



僕は個人的に蛭子能収が大好きなんで、余計にそう感じたのかもしれないですけど。



場所は喫茶店なんですよ。



蛭子さん演じる迷惑なおっさん客がコーヒーを注文して席に座って静かに飲んでるわけです。



まだイラッとしませんよね?



というか、ここからイラッとするような出来事が起こるんだろうなって思って僕は番組を観てたんですけどね。



そのコーヒーを飲んでるおっさん客が、その注文したコーヒーにミルクを大量に入れてましたと。



いや、別によくない?



確かにミルクを入れすぎて中身が真っ白になってるわけ。



でもさ、別に構わなくない?



他の客がコーヒーにミルクを何個入れようが迷惑ではないじゃん。



みんなミルクをたくさん入れたいのを我慢してるのにズルいっていうのなら成立するのかもしれないけど、ミルクは在庫もあるんだから別に誰も損はしないでしょ。



どこにイライラしてるんだと。



そしたら、その投稿者の視点は母親で、それを自分の息子が見ていて、僕もあれが飲みたいと。



だけどメニューにはないと。



あの迷惑なミルクを大量に入れてる客のせいで、息子から無茶なお願いをされて困ってると。



どこにイライラしてんねんと。



全く共感しないわけですけど、そんで、ここからどうスカッとすんのかなと。



そしたら息子が蛭子能収のところに近付いて行くわけですよ。



それで言うわけ。



「おじさん、僕もそれが飲みたいからポケットに入れたミルクを頂戴」と。



これに周りにいる客たちも白い目で蛭子能収を見るわけですよ。



その空気に気まずくなって蛭子能収は店を出て行くわけ。



これでスカッと。



いやいやいや、おかしいだろ!



盗んでるわけじゃないないし、インスタントのミルクなんて安いもんだろ。



ポケットに入れて持ち帰るのが目的ならコーヒーなんか飲みにこないよ。



2杯目のコーヒーを注文したときの為に持ってきてたのかもしれないからね。



まず店側が迷惑じゃん。



2杯目のコーヒーやサイドメニューを注文してくれる客を帰したわけだからね。



次に来るときは友達を誘って来たかもしれないし、もうこの店には来ないかもしれない。



飲み物でも食べ物でも好みはあるわけですよ。



アレルギーや宗教上の理由もあるわけで、そこの想像力が大切なわけじゃん。



もしかしたら、亡くなった息子がミルクを大量に入れてコーヒーを飲むのが好きで、息子の命日にいつもの席で思い出して飲んでたかもしれない。



子連れのババアがストレス発散する前に、自分の息子の教育くらい自分でやれよと。



これがタバスコならどうなんだと。



辛いのが好みの人は大量に使うだろ。



使わない人は使わない。



コーヒーだってミルクを使わない人の分のミルクは余る。



集団心理で客を店から追い出してスカッとしてんじゃねえよ。



バカか?こんなもん道徳観なんか育まれねえよ。



いちいち投稿すんなよ。



番組の作家が作ったネタだとしても意味がわかんねえよ。



微笑ましい場面じゃん。



コーヒーが真っ白になるくらいミルクを入れてることが下品だとしても、てめえはもっと汚くて白いもんを大量に中出しされたからその息子を授かったんだろよ。



全くスカッとしませんでした。