方法論 | 天狗と河童の妖怪漫才

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笑える下ネタ満載……の筈です。

今回のサッカーW杯で日本の3戦目での勝ち方には賛否両論あるわけで、まぁイエローカードの差で決勝トーナメントに進んだわけですけど。



他力本願というか、大博打に勝ったというか、僕としては西野監督の決断がまだ飲み込めてないわけですね。



サッカーについての知識とか経験値は西野監督は当然あるわけですよ。



この状況を例えば、仕事に置き換えた場合にどうなるのかと。



時間潰しのパス回しというのを単純に仕事で例えるなら、残業代を稼ぐ目的でちんたら仕事をしてタイムカードを押さないみたいなことじゃないですか。



まぁ冗談半分ですけど、お金を稼ぐという目的の為なら、あと10分だけタイムカードを押すのを遅らせれば残業代が発生するとしたら時間潰しをしますよね。



ただ、日本代表と同時刻に別会場で行われている試合の結果によっては決勝トーナメントには行けてなかったわけですよ。



コロンビアが失点してドローになっていたら日本は決勝Tには進出できなかったわけでね。



麻雀みたいなことなんかなと。



西野監督は麻雀クソ強い説なのかと。



麻雀の強さって運と実力みたいなことを言われますけど、どんな勝負でも大舞台での実力の差は僅差になるわけでね。



ネットの大喜利にしてもリアルな仕事にしても勝ち残るメンバーっていつも固定されるわけですよ。



最後は同じようなメンツになるわけでね。



つまり、これってのは才能とは別に勝ち残る為の方法論を発見してる差じゃないですか。



才能とか運じゃなくて全ては方法論なんですよ。



麻雀で実力が互角だったら、あとは運次第みたいなことになると思うんですよ。



本当は違うけど、そこの種明かしはどんな業界でもタブーとされてるわけでさ。



時代というブームとぶつかるのは運だと思うけど、勝負は違うからね。



麻雀でトップを取ることが目的だとしてね。



でも、麻雀って四人でやるから、あと三人いるじゃないですか。



だから、どんなに実力や運が互角でも他の3人から「こいつだけはトップにさせたくない」って思われたらまず勝てないわけですよ。



日本の3戦目のポーランドは勝っても決勝トーナメントには行けないわけで、グループリーグでの負けが確定してるわけでね。



だけど、せめて1勝だけはしたいから1点取ったあとに日本が攻めてこなくなってもお互いにWin-Winだと。



これはわかるのよ。



だけど、別会場の試合内容までは西野監督は見てないわけでしょ。



コロンビアが1点取ったという情報だけでは難しい判断になるわけですよ。



これがわからないわけですよ。



これが勝ち組と負け組の差なのか、これが博打だとしたらギャンブルにはメンタル収支ってのがあるわけですよ。



攻めて負けたのなら仕方ないと、負けたあとに後悔しない方を選択するんですよ。



そうじゃないと負けた上にメンタルも崩壊してしまうからね。



外国人の監督ならまだいいけど同じ日本人の監督ですから失敗したら切腹もんじゃないですか。



どんなに一生懸命に戦っても結果が残せなきゃ意味がないってのもある。



ということは西野監督はコロンビアが勝つという予測に自信があったわけだよね。



そこからの逆算だよね。



じゃなきゃブレるもんね。



つまり、胆力が半端ないってことだよね。



どれだけAI化できるかだよね。



いい意味で世界レベルのサッカーバカってことですよ。



世論とかは手のひら返しをするわけだから、結果を出すことは大切ですからね。



勝負をする上での方法論の片鱗が分かったような気がする。