ギアチェンジ | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

結局はストレスってのは自分で空気を変えていくしかないんだなと。



しんどい時こそギアを上げていかないと自分を囲う空気は流れないなと。



そんなことを改めて学んだわけであります。



ずっとギアを上げっぱなしにするしかないなと。



本当はそこの加減の仕方を学びたいわけですけどね。



でもギアを上げてるわけですよ。



帰りの電車でも目の前に赤ん坊を抱えたママが来たら席を譲るわけですよ。



ギアがあがったままですからね。



当たり前のことかもしれないけど迷いなく、スッと席を譲れるわけです。



次の駅でママさんは降りられまして、そしたらお婆ちゃんが隣に立ってたので再び空席に座るように手で“どうぞどうぞ”やるわけですよ。



お婆ちゃんは次で降りますからと遠慮されてましたけど、急行なんで次の駅まで割りと時間があるからね。



“僕も次の駅で降りますから、どうぞどうぞ”と案内するように座って貰ったわけです。



ギアが上がったままですからね。



ギアを上げてるというか、本来の自分を解放してる感じですよね。



周りの目を気にしないで自分のままにススッと行動するわけです。



お節介だとか偽善者だとか席を譲らなかった人達の気持ちとかを一切考える前に行動するというかね。



相手の迷惑とか周りの迷惑とかを考えるのは止めようと。



自分を解放しようと。



そうすると何かと問題を起こすから抑えてきたわけですけどね。



振り返れば何でそんなことをしたのかって思うことばかりだけど、そうした方がいいと思った時にはもう行動してただけの話でね。



何かしらの目的とか思惑に対してストレスを感じるんだなと。



それも含めて“そういう人”って思えばいいんだなと。



それが伝わりやすいエピソードが昨日あったので紹介しますけど。



なんでその人からストレスを感じるのかが理解できたんですよ。



その人が競馬の馬券を別の班の人に頼んでいたみたいなんですね。



携帯から買える電話投票のやつね。



それが当たったみたいで、配当が800円だと。



それを頼まれた人が現金で渡しに来たわけですね。



800円ですよ。



そしたら、それを受け取らないわけだ。



また電話投票をお願いするからいいと。



頼まれた人も“いいからいいから”と800円を渡そうとするわけだ。



それでもその人は受け取らないわけ。



電話代も掛かってるからいいと。



それに対しても頼まれた人は“そんなのいいからいいから”と800円を渡そうとするわけ。



それでもその人は受け取らないわけ。



じゃあ500円だけ、500円だけでいい、と。



頼まれた人も“いい、いい、いい、いいから!”と無理やり800円を渡そうとするわけよ。



で、このやり取りをだな、1分くらいずっとやってんのよ(笑)



普通はこういうの多くても6ターンくらいで決着つくじゃん。



50に近いおっさん達が何を意地になってんだと。



こんなのを仕事終わりにずっと見せられるなら、お前らもう競馬やんなよって思うわけ。



というか、素直に800円を受け取れよと。



この人が負けず嫌いモードに入ると、ここまで折れない人なんだなって初めて理解したわけ。



仕事じゃないからね。



相手が引くまで自分の意見をずっと主張する人なんだなって。



800円でこんなことになるんだなって。



つーか、もう800円以上のストレスを相手に与えてるじゃんと。



自分の意見を通したい目的と、そうする為の思惑でずっと喋ってるだけなんだなと。



実にアホらしいなと。



この前の800円預けてあったよね?とか、そんなの後で面倒なことになるだけだからさ。



だけど、これが仕事だと成立しちゃうわけよ。



みんなある程度のところで引くからね。



折れるしかないからね。



折れたくないからストレスになるんだと。



それで沈んだ空気になってたのかと。



じゃあこっちのギアを上げるしかないなと。



ギアを上げっぱなしにするしかないなと。



ε=ヾ(*~▽~)ノ