下品なやつら | 天狗と河童の妖怪漫才

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妖怪芸人「天狗と河童」の会話を覗いてみて下さい。
笑える下ネタ満載……の筈です。

吉野家が金曜日にソフトバンクのユーザーにだけ牛丼を無料で提供してるサービスなんすけど…。



とうとう血迷ったか吉野家!!



金曜日にテイクアウト待ちのババアが店の外で長蛇の列になってやがった。



そりゃ無料だからな。



並んで金払ってまで牛丼なんか食いたくないもんな。



これさ、ソフトバンクのサービスなんだよ。



だけど、吉野家ってバカだから、これだと吉野家側が一般客に迷惑かけてんのよ。



つーか、無礼にも程があるだろ!!



この牛殺しが!!



これがサイドメニュー1品無料とかならわかるのよ。



玉子が無料とかならさ。



並盛って1食分だからさ。



人生の限られた食事の中の1食を無料で提供するってやり過ぎでしょ。



金あんなら被災地に寄付すりゃいいじゃん。



これ実験的なやつなんだろ。



ポケモンGO的なことがやりたかったんだろ。



人間を意図的に集客するビジネスを、マックじゃなく吉野家でやりたかったんだろ?



つまり、並盛だけの無料提供をエサにして、実際はサイドメニューで儲けるカラクリなんだわ。



並盛だけを無料で貰って帰るわけないもんな。



そもそもソフトバンクに乗り換えたユーザーって、ガラケー時代のソフトバンク同士の無料通話が魅力的だったからで、無料って言葉に弱いのよ。



そんでauのユーザーはチャラいのよ。



貧乏人からしたら牛丼無料って狂気の沙汰だよ。


狂喜乱舞だよ。



これからはユーザーが組合を作るしかないんだよ。



揺すればもっと出てくんだろ。



こんなサービスをやるからって、いつもより多くの牛が殺されたんだからな。



牛を無料で食わせようとするってことは、牛を殺すってことだからな。



下品だってことだよ。



ガキの頃に金持ちの子供が駄菓子屋で買ったお菓子を地面に撒いてたのを思い出す。



子供心に金持ちの子供からお菓子を直接貰うのはムカつくから、地面に落ちたやつを拾ってフーフーして食べてた。



あくまで落とし物を拾って食べたのであり、金持ちの子供に屈したわけじゃない。



ここが、大切なのよ。



拾って食べることは恥ずかしい行為に見えるけど、自分の中の本当に大切なものを捨ててまで食べてはいなかった。



対等の感覚を間違えちゃいけないのだ。



牛丼を無料で食わせてやったでしょ?とは言わせない。



吉野家よ。



貴様は何なんだ?



牛丼にプライドがないのか?



伝統の味を金持ちの仲間には無料で譲り渡すのか?



常連客をナメてんのか?



ソフトバンクって金の力で庶民の価値観をぶっ壊してくんのよ。



今回は“食”だけどさ。



“笑い”の時もあったじゃん。



吉本の芸人に競わせて毎月賞金1千万とかさ。



そんなの笑えねえじゃん。



ソフトバンクって、物語性とかロマンとか伝統を金の力ですぐ吹き飛ばすのよね。



そっち側の人間からすると面白いとは思うけどね。



次は“性”だろな。



TENGA無料でくれるんだろ?



色を変えるだけでラインが入ったデザインはソフトバンクに似てるもんな。



牛丼だけでこれだけの人が動くんだからポイントでも同じように集客ができるはず。



他社からソフトバンクに乗り換える客にこそ特大な“何か”が貰えるはずなのよ。



酒池肉林のサービスがあって然るべきだと。



そもそも適正な価格で適正なサービスを提供してたらさ、ユーザー全員に牛丼を無料で食わせることなんてできないからね。



そこはせめてブタ丼にしとけよと。



ソフトバンクユーザーが無料でネギ抜きにして余ったネギをこっちに回せよと。



何より重要なことは、牛丼ってのは煮込みの時間帯で味が変わるのよ。



無料でバンバン提供されると牛肉の味の質が落ちるんだわ。



客が押し掛けることで店員の負担が大きくなると接客サービスも低下するんだわ。



ほんとソフトバンクって下品だわ。



吉野家の売りである安さもうまさも早さも破壊しやがって。



ソフトバンクが吉野家を買収するなら構わないけど、吉野家の看板は読売カラーだってこと忘れんなよ。